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 2019年 活動記録



★2019年9月15日 自主山行 高竜寺ケ岳697.6m(豊岡市但東町)  工事中
山行コース
MAP
四季の森公園Ⓟ8:00=9:40たんたん温泉10:00-11:12尾根に出るー1 1:50高竜寺ケ岳頂上(昼食)12:35ー12:48下山道分岐ピークー13:35林道出合ー14:00地蔵堂前登山口Ⓟ=
たんたん温泉入浴=四季の森公園Ⓟ
参加人数 11名(内3名市島山の会会員)
 残暑厳しい中、参加者11名を得て、賑やかに楽しい山行となりました。天気快晴となりましたが、登山道は木陰になっていて、涼風も吹いてくれたので、暑さも苦にならず快適に登ることができ、また頂上では素晴らしい展望を満喫することができました。
 高竜寺集落の地蔵堂前登山口Ⓟに車を一台デポしておき、10時にたんたん温泉をスタート。数分国道を歩くと左に登山口を示す道標があって、ここから登山道にはいります。登山道といっても林道が続きます。
 沢沿いの道はやがて支尾根を巻くようになり、再び流れに沿った道となり国境尾根に出ます。ここまで1時間10分ほど。国境尾根に出るとやがて林道から離れて登山道となって傾斜も急になってきますが、広葉樹の林の道で、日本海が見えたり、ブナ林の中を歩いたりと、なかなか快適な楽しい登りです。約40分で頂上に飛びだしました。山頂は芝生の広場になっていて、東屋があり、また三角点傍には松の木の木陰があって、昼食休憩には絶好です。そしてなにより素晴らしい展望です。北方向に日本海と久美浜湾がくっきりと望めました。


★2019年8月18日 例会山行/沢登り入門 比良明王谷(滋賀県大津市)
山行コース
坊村Ⓟ~明王谷~坊村Ⓟ~朽木温泉「てんくう」
参加人数 5名
 朝7時、いつものように四季の森公園Ⓟに集合し、F号一台にて出発。舞鶴若狭自動車道を下り、小浜ICから国道R367に入り、葛川市民センターの駐車場に車を停める。
 明王谷の沢歩きは昨年も実施されていて、水の綺麗さ、渓谷の涼しさで好評だったことから今夏も実施されることとなって、昨年参加の全員が参加、その参加者に、とてもよかったよという言葉に乗せられて、私も初参加させてもらうことになりました。
 谷への入口は見覚えのある地主神社を左折??そうです、6月の武奈ヶ岳山行で下りてきた正にその道なんです。そこから渓谷沿いに歩くこと半時間余り。途中、同じように沢歩きのパーティと2,3組出会いました。人気なのですね。水場も二か所ほどあって、甘く感じ、美味しかったです。
 沢に架かる一つ目の橋に来たところで沢歩きの準備にかかります。沢靴、手袋、ヘルメット、それにサブザック、更にはソ-スリングとカラビナでいざという時のために簡易チェストハーネスを胸元で作りました。準備ができたところで橋のたもとから下りて沢にでます。
 水はとても綺麗でした。二日前の台風の余波なのか、前日のにわか雨なのか、水量は多めとのことでしたが、危険と判断されるような増水ではありませんでした。慎重に水中の足場を探りながら歩きます。
      なんと涼しくて爽快なこと!巷のあの蒸し暑さが嘘のような世界!
 
一度太ももまで浸かってしまうと、もうジャブジャブと歩けました。深みは避けて、巻いて遡行します。それでも時には腰まで浸かったりと、ちょっとスリリングな感覚を楽しめました。
 昨年、飛び込みができた滝というところは、浅くなってしまっていて、飛び込めるようなような深みがありませんでした。水温も室内プール位で快適そのもの!
 童心に帰って、ゴーロをはじめ瀬、渕、釜、小滝を歩き、楽しい時間を過ごすことができました。遡行できないところはいったん巻き道に出てまた沢に戻りました。二つ目の橋のところではテントやBBQができるくらいの広さのある河原もありました。テント泊なら更に楽しい時間がすごせそうだと思いました。
 まだまだ上流に行きたかったのですが、時間もあっという間に昼過ぎになったので、名残惜しいのですが、今回はこれで終わりとなりました。
 下山してのお楽しみ、締めは朽木温泉「てんくう」です。アルカリ性単純温泉の湯に浸かり、お肌すべすべになって、お昼ご飯をいただきました。
 連日の酷暑で、夏バテされている会員がおられましたら、この沢歩き初級入門コースは超おすすめ企画です。ぜひご参加を!


★2019年8月17日(土) 例会山行 三成山536m・観音山245m(兵庫県新温泉町)
山行コース
後山集落お地蔵さん前8:45-徳原の宮跡9:20ー尾根道9:55-三成山頂上10:10-作業道分岐10:45-神社11:45-お地蔵さん前11:50=(昼食後車で移動)=白馬公園12:45-相応寺13:00-本堂13:35-観音山頂上13:40-相応寺14:30-白馬公園14:50
参加者 3名
 新温泉町の岸田川支流、田君川の堤防(県道263号線)を上流に向かうと後山に、さらに分岐を右に進むと2~3軒の集落があって、お地蔵さんがあります。その横に駐車します。この少し手前に三成山登山口の標識がありました。
 さて出発!下界で十分すぎるほど体内に水分をためてきて、この蒸し暑さです。登り始めてすぐにもう汗だく。登り始めてから30分ほどで休憩!ほんとに暑い杉林の中をへろへろになりながら登り、ワンピッチで頂上に到着。一等三角点ということですが、見晴らしはもう一つでした。
 頂上にはコンクリートで作られた高さ150cmの大きな天測点がありました。少し休憩して下山、原種アマゴを保護している田君川の畔で昼食を摂っていざ観音山に移動です。観音山は浜坂駅、から徒歩で30分ほどのところにある標高245mの山です。その名の通り天台宗の相応寺があり、登山道の脇には四国、西国霊場の石仏が点々とならんでおられました。
 登山道の脇には一丁から十丁まで標識がもうけられていました。三成山で体が順応したためか、頂上までノンストップで登りきることができました。頂上は日本海を見渡す絶景でしたが、メッチャ暑くて、早く下って汗を流したいきぶんでした。
 下山後、加藤文太郎記念図書館に立ち寄って、残された展示資料で孤高の人「加藤文太郎」への思いを馳せました。
 浜坂市街にあるユートピア浜坂で入浴。お代は300円と都会の銭湯より安いかもしれません。夏休みとあって子供たちが多く、ゆったりと髪を洗うこともできず残念でしたが、海、山、町並みと観光名所も沢山あって、浜坂はホントに楽しい街です。文太郎の功績を称え、毎年浜坂三山縦走イベントが催されるようです。皆さん、また機会がありましたら参加してみましょう。


★2019年8月10日~11日 夏山特別山行 花の加賀白山2702.2m(石川県白山市)  
山行コース
MAP
第一日目(10日) 篠山市民センターⓅ0:00=(若狭道、北陸道経由)=4:00市之瀬バスセンターⓅ(仮眠)5:00=(シャトルバス)=5:20別当出合登山口5:45-6:30中飯場6:40-8:10
甚之助避難小屋(朝食)8:35-10:15黒ボコ岩10:30-11:05室堂(昼食)12:15-13:15
白山頂上御前峰13:25-13:50室堂センター(宿泊)

第二日目(11日) 室堂センター6:45-(近道コース)-7:20千蛇ケ池分岐7:30-8:00大汝峰8:20-8:40千蛇ケ池分岐ー(お鉢巡りコース)-9:25室堂センター9:45-10:10黒ボコ岩ー
11:00殿ケ池避難小屋(昼食)12:00-13:00別当坂分岐ー14:10別当出合登山口14:20=
(シャトルバス)=市之瀬バスセンター=15:05白峰温泉総湯入浴、お蕎麦賞味16:45=21:15
篠山市民センターⓅ(解散)
 
参加者 6名
 四月の山の会総会において起案さっれた夏山計画は剣岳と雲の平の二案でした。剣岳は岩稜の山であり、雲の平は四泊五日の体力が要求される山行です。そこで、会員の皆さんにもっと広く参加していただける夏山計画が必要なのではと、その総会の場で私が提案したのが本夏山計画加賀白山でした。
 実施予定の10、11日の天気予報は台風接近の影響もあり、ずっと思わしくない予報が続き、これはどうなることかと、予報の代わる度に一喜一憂の毎日でした。
 ところが山行日直前になって台風も朝鮮半島に遠ざかってくれて、最高の天気が約束される中での出発日を迎えることができ、また平均年齢70歳を超える参加者の皆さん、すこぶる意気軒高、とても元気で、もう願ってもない最高の夏山を満喫することができました。もうリーダー冥利に尽きる山行となりました。改めて参加者の皆さん、そして山の神に感謝の意を捧げたいと思います。
 本報告では、一言感想文として提出いただいたSさんのすばらしい文章を山行案内の軸にして編集させていただきました(Sさんの感想文引用部分には『』で表示させていただき、他の参加者の方々の一口感想文にはそろぞれのイニシアルをつけさせていただきました)。
 深夜0時に市民センターⓅを出発。現地市之瀬バスターミナルに4時に着き、1時間仮眠をとって5時のシャトルバスで別当出合登山口に勇躍5時20分に着く。
 5時40分登山開始。中飯場まで結構急な登りが約50分、更に1時間半で甚之助避難小屋に到着する。ここでめいめい持参の朝食を摂る。中飯場を過ぎると右手に別山の山並みも顔を出してくれ、辛い登りを和らげてくれます。避難小屋は展望が開け、別山のすがたがうつくしい。
 避難小屋から南龍道分岐までまた急坂が続き、日差しも強く、隊員の動きを見守りながらの登りだったけれど、皆さんすこぶる元気で、これなら大丈夫と自信をもって前進する。
 南龍道分岐を過ぎると斜面をトラバースするように登ってゆく。登山道の周りは高山植物が咲き乱れ、別山が端正な姿を常に見せてくれるので、また延命水をはじめ、ところどころに水場があって、気分転換も図れ、無事難関を突破、は黒ボコ岩に着く。
 黒ボコ岩は砂防新道との分岐でもあるので、また展望も展望もよく、たくさんの登山者で賑わっています。黒ボコ岩のすぐ上から弥陀ヶ原と名付けられた溶岩台地が広がっていてとても広闊な風景を見せてくれます。御前峰も正面に姿を現し、白雲ももわいてとても夏らしい風景です。
 弥陀ヶ原の突き当たりから少し登ると、まるで突然といった感じで室堂センターに飛びだす。11時05分室堂センターに無事到着。正面には白山神社の向こうに御前峰が横たわり、振り返ると別山へと続く山並みが美しい。その右手奥には経ケ岳や、赤兎山、大長山が連なっています。素晴らしい眺めです。
 1時間をかけてゆっくり昼食を摂って、コーヒーを堪能してもまだ時間がたっぷり。本日の行動予定はここまでだったけれど、こんないい天気にもったいないと、御前峰を今日中に済ませておいて、明日は大汝峰に登ろうと周知一決。
 12時15分に室堂センターを出発、白山神社にお参りして御前峰に向かいます。登山道は一直線に頂上に向けてつけられたジグザグの道だ。でも展望はいいし、花が咲き乱れているので、息は弾むけれどちっとも苦にならない登りです。13時15分頂上に立つ。夏雲が雄大に沸く明るい山頂でした。
 『念願の白山登山がこんなに恵まれて叶えられたことは真に幸運の至りでした』
 『主峰御前峰2702mから眼下に眺める、一面が這い松と高山植物に覆われた室堂平の景観はまるで大草原のごとき絶景です。その真ん中ほどには白山神社が佇み、大小の山小屋棟を配し、そこに通じる整備された木道や小径がくっきり浮かび出て登山者の行き交う列がくねくねと続く遠望は印象的で、白山の雄大な裾野に抱かれた大らかで美しい山容に惚れ惚れし心洗われるおもいがしました』
 翌朝、6時45分に室堂センターを出発、大汝峰2684mに向かう。登りは近道コースを辿る。お花畑の道です。コバイケイソウにクロユリ、チングルマ、イワギキョウ、イワツメクサ、ミヤマリンドウ・・・・千蛇ケ原から一登りで8時ちょうどに大汝峰頂上に到着。
 『しかしその一方、二日目早朝の大汝峰に向かうコースから御前峰の背後(北側)や剣が峰を眺める光景は、南面の室堂平のそれとは真逆の険しい岩稜が絶壁状にそそり立つ山肌を露出を露わにした荒々しく恐ろしいものでした。また辺りには噴火口跡などの谷窪地にできた大小の池・湖、その中に堆積した万年雪の塊が散在しており、険しさを曝け出していました』 
 『それにしても大汝峰2684mから眺める展望は360度全方向に開け、真っ青の晴天に恵まれてこれまた天空水平線上の大パノラマを満喫しました。まず南東方向間近には木曽御岳が、そこから北寄りに乗鞍岳、穂高連峰、さらに北へと進み立山連峰の峰々が雲の上に突き出し聳えています。また北西方面を巡らせれば日本海上空に浮かぶ白雲が長々と帯状にたなびいており、さらに西、南側へと転ずれば経ケケ岳など福井の名山が霞んで見えて絶品を見る最高のチャンスに恵まれました』
 『そんな眺めを楽しんでいる時、山頂の大汝神社を囲う頑丈な石垣の中からオコジョが顔を覗かせ、チョロチョロ走り回る滅多に見られない光景にも出くわし、皆一同大喜びとなりました』
 大汝峰からお鉢巡りコースを下り室堂に戻ります。それはもう花、花、花の道です。
 『白山頂上トレッキングを楽しんだ後、10時前に室堂を後にして下山につく。帰りは登りの砂防新道に変えて観光新道のルートをとり、白山を背に眼下には深く抉り削りとられた別当谷を見下ろし、そして左正面上向きに穏やかなスロープの美しい稜線を描く別山を仰ぎ見ながら別当出合登山口へ午後2時過ぎに下り着きました。這い松群落で被われた下山道中にはまるでお花畑のように色々な高山植物が此処かしこに咲き誇り、花に見惚れて写真におさめるのもたいへんでした』
 『幸いに心配された台風発生の影響もなく好天に恵まれ、白山の見どころを余すことなく堪能できました。また帰り際には白峰温泉に浸かって汗を流し、皆さっぱり気分で無事帰路につくことができて、時間的、行程的にも無理なく夏山が
楽しめたと思います。両リーダーにはオッ世話になりおつかっれ様でした。感謝』
                       [参加者の感想ひと言]
TH: 『白山は花の名山と聞いていましたが、色とりどりの高山植物が咲き乱れ、ホントに名山でした。花の名前が分からず、事前に調べてくるべきだったと後悔しきり。二日ともお天気に恵まれて、ダイナミックな夕焼け、星空、朝焼けも見ることができました。特に大汝山からの立山、槍、穂高、乗鞍、御嶽の雲海越しの展望は見飽きることなく最高でした!』
YK: 『山頂からの眺めはアルプス連峰を一望でき実に雄大でした。お天気、景色、お花、最高でした。なにもかもリーダーさんのお世話のおかげです。参加者の皆様のおかげでこの二日間元気に歩けました。本当に有難うございました』
TK: 『今回の夏山は雨も覚悟していたが、天気には恵まれました。花の白山、まさにその通り、何処に行っても花盛り。素晴らしい景色を堪能させていただきました。オコジョとの出会いもあり、お土産話も持ち帰りました。富士山も拝めるかなと期待していましたが、残念でした。でも北アルプス連峰、御嶽山の白煙など、切り絵のようにくっきりと浮かんで見え、見惚れてしまいました』
YU: 『さすが花の百名山、白山。天気に恵まれ、仲間に恵まれ、色とりどりの花を見ることができました。オコジョを見ました(可愛かったー)。大汝峰の頂上から見た360度の展望。御嶽山、槍、剣、経ケ岳(山行計画にはいっています)等・・・・頑張って登ったから見ることができる景色・・・・夏山を満喫しました。
 今回一つ教訓をいただきました。靴の取り違え。二日目の朝、靴箱に私の靴がない。この後、私はどのようにして山に登り、下山するのか?パニックです!!
室堂センターに放送していただき無事帰ってきました。こんなこと、他人事と考えていましたが、誰にでも起こりうること(めーかーや色がが違っても。因みに私の靴は黒、間違えた彼女は赤でした)。これからは、クリップを挟むとかハンカチを載せておこうと思っています』


★2019年8月8日(木) 例会山行 天王山270m(京都府大山崎町) 
山行コース 阪急天王山駅(登山口)~小倉神社~天王山山頂~酒解神社~旗立展望台~宝積寺~アサヒビール美術館
参加者 4名
 台風が次々と発生し、当日の天気が気になっていましたが、幸いにも好天に恵まれました。予定通り、阪急天王山駅に9時過ぎに到着しました。
 天王山登山口と書かれた看板の前に小泉川が流れています。この川を挟んで山崎の合戦が行われました。しかし川というより用水路を少し大きくした程度の川ですが、一級河川と標示されています。
 前日、小泉さんとクリステルさんの婚約発表があった直後だけに面白い巡り合わせだなと思いました。
 コンクリートの坂道を30分ほど歩いてゆくと小倉神社に到着します。日がすっかり昇っていて、照り返しにより汗だくになりました。
 神社前の広場で仕切り直しをして、小倉神社分岐へ向けて急な坂道を30分ほど登ります。メンバー3名の女性たちは強者ぞろいで、私がきついなと思いながら登っていても、会話が途絶えることはありません。10時40分頃に分岐に到着しました。明るく開けた広場でベンチがいくつかありましたので、しばらく休憩することにしました。
 この分岐に到着すれば後は天国・・・・杉やヒノキ、竹林の中に続くしっかりした山道をハイキング気分で歩いていきます。
 1時間程で天王山山頂に到着しました。山頂近くの山道の側に、この時期よく見られるアザミ程の背の高さの植物を、Kさんは、キク科の植物で、茹でると春菊のような味がして美味だと教えていただいて、私を含めて皆びっくり、是非味わってみたいと思いました(写真にとるのを忘れてしまって残念)。
 山頂は広場になっていて、山崎城の跡地に山頂の表示があり、そこで写真を撮りました。12時近くになっていたので木立の下のベンチで昼食をとることにします。
 大きな枝で日差しが遮られ、時折涼しい風が吹いてくるので、昼寝でもしたくなる気分になりました。
 山頂から下ってすぐ酒解(さかとけ)神社があります。その神社のすぐ下手に”十七烈士の墓”があります。幕末、禁門の変で敗北して自刃した長州藩のリーダー達の墓です。
 さらに下ってゆくと旗立展望台があります。京都山科から大阪生駒山にかけてのすばらしい展望を見ることができました。
 その背後に「秀吉の道」と題された大きな陶板画があったので、その前で写真を撮りました(シャッターをお願いしたファミリーの少年が加わっています)。
 13時30分、宝積寺に着きました。予定ではこの後アサヒビール大山崎山荘美術館に行くことになっています。
 おそらくぼつになるだろうとたかをくくっていたら、このような機会しか行けないだろうからと、女性陣の好奇心は旺盛で、行くことになりました。
 美術館の建物は大正末期に「マッサン」でおなじみの加賀正太郎が立てた山荘で、モダンで風格のある建物です。河合實次郎の陶芸品やモリジアーニ、ピカソ、モネの作品が展示されていました。モネの「水蓮」の葉がイメージしていたよりも大ぶりだなと思っていたら、Nさんが水蓮をテーマにしたモネの絵は多数あると言われたので納得しました。
 館内のカフェで一服して充分クールダウンした後、16時頃阪急電車で帰路につきました。車で名神を通る時も、電車で通る時もあっという間に通過してしまいますが、今回のハイキングにより、触れることができて楽しい一日になりました。


★2019年8月5日(月) 自主山行 六甲白石谷
山行コース
MAP
有馬温泉駅9:50-10:18魚屋道入口(虫地獄)-11:08筆屋道分岐ー11:27紅葉谷道合流ー
11:27湯槽谷分岐ー12:00白石谷分岐ー111:27白石滝ー13:35白竜滝ー(昼食)-15:11遡行終了(魚屋道合流)-15:35一軒茶屋ー16:23極楽茶屋ー16:35ロープウェイ山上駅=
17:10ケーブル山上駅
参加人数 5名
 総会で承認された新しい方式による自主山行第一弾。実施日前2週間に計画を提出・承認を得て参加者を募集するという試みです。
 8月に入ってからも毎日35度を超える猛暑が続き、暑いばかりの山行となるのかといささか心配だったけれど、5日当日は台風接近の影響も少し出始めて、涼風谷を吹き抜けてくれるという幸いもあって、もともと日陰の沢遡行計画なので、案外快適な山行となりました。
 有馬温泉んおロープウェイ駅横から入る魚屋道がいまだに閉鎖されていて進入禁止となっているので、筆屋道からう回する(自己責任で突破する登山者もいるそうです)。
 筆屋道経由で紅葉谷に降りるのは結構時間のロスで、白石谷出合についたのはもう12時になっていました。ここから白石谷の遡行が始まります。分岐からすぐ右に百閒滝への谷が合流し、しばらくして白石滝に出る。白石滝は左岸を直登できますが、今日は慎重に一旦手前に戻って急斜面の巻き道を登って落ち口に出ます。
 ここから本格的な白石谷の遡行が始まります。小滝を越し、ガレ場を通過し、ゴルジュ状の両岸に迫る岸壁の間を進む。岸壁は適度に湿っていて、いたるところにイワタバコの群落があり、今を盛りとピンクの花を咲かせています。本当にきれいな花です。真夏にこんなきれいな花を見ることができるというのはとても幸せな気持ちにしてくれます。
 13時15分、白石滝から1時間20分で白龍の滝に着く。滝の周りはイワタバコの花が群れ咲いていて、まるで滝を飾っているみたいです。白龍の滝の上流部で昼食を摂り、コーヒーと桃ジャム付きクラッカーを楽しむ。谷を渡る風が爽やかできもちがいい。
 昼食の後も高巻きあり、ガレ場ありの遡行が続き、最後の二股に出る。今回はこの二股を左に本流を詰め、吉高神社に出ましたが、右に入ってすぐ尾根に取りついて六甲最高峰に直接登るルートが人気のようです。道標もあるようです。
 我々は左の谷に進み大きな砂防堰堤を乗り越える。これがまたハードでした。白石谷遡行の一番のアルバイトはこの堰堤越えではないかと思ってしまいます。もっとも六甲の沢歩きはどの谷でも砂防堰堤越えのアルバイトは覚悟しなくてはなりません。
 地形図では最後の大きな堰堤と思って乗り越えたら、まだ更に大きなっ次の堰堤が」現れ、白石谷の遡行の最後は堰堤との闘いでした。最後の堰堤を突破するとやがて杉林のふみ跡をたどるようになって、吉高神社下で魚屋道と合流して白石谷の遡行が完了しました。参加者全員道なき道をたどってやっとたどり着いたという
充実感と、ほっと一息といった感じでいい笑顔です。
 真夏の白石谷遡行、気持ちいい風が吹きわたってくれ、思っていたいたよりも快適でした。イワタバコのピンクの花も満喫できました。
 下りは瑞宝寺東尾根を案内しようと予定していましたが、残念ながら、登りは大丈夫でも下りがちょっと自信がないという参加者がおられたので、一軒茶屋から頂上ドライブウェイをロープウェイ駅に出(残念ながら強風のため運休だったため)更にケーブル山頂駅までバスに乗り、ケーブルカーで下山しました。たまにはケーブルカーで下山というのもいいものでした。


★2019年7月13日(土) 例会・読図山行 丸山湿原・大岩岳384.1m(神戸市北区)★
山行コース
MAP
JR道場駅~東山橋~点名丸山~丸山湿原~大岩岳~千刈ダム堰堤下~道場駅
参加人数 3名
 如何訳か? 冠をつけると、参加者が少ないのが当会の現状です。今回もリーダー以下1名しか参加者がいませんでした。雨模様の蒸し暑い中、8時にJR道場駅に降り立ちました。いつもなら駅前はハイカーやクライマーで賑わっていますが、この日は雨模様なのでしていました。
 午前中は雨もつかな・・・?? などと思いながら東山橋からスタートしました。読図山行に相応しく、初めから藪の中の道探し。ジグザグの道を尾根に出る。そこからは送電線と鉄塔を目標に地図で確認しながら歩き、点名丸山では四等三角点を確認しました。
 地図記号の雨裂を、実物を見て認識しました(降雨時のみ雨水が流れる溝状の崩壊地)。次は丸山湿原を目指しましたが、途中で分岐を見落として通り過ぎ、逆戻りしました(実は、読図のトラップを仕掛けていましたが、上手くかかりました)。
 丸山湿原では、貴重な植物の保護活動が行われていて、柵で囲まれ指定された場所以外では立ち入りが制限されています。
 この頃から雨が降り出してこました。雨具を着けようと、取り出してみてビックリ。雨具の袋に入っていたのはシュラフカバーという大失態。このようなことを想定していたわけではないのですが、小さな傘を何時もザックに入れておいたので助かりました(山行中の傘は手が塞がるので良くありません。ごめんなさい)。
 幸い雨はすぐ上がり、大岩岳山頂に着くころには雨具は必要なくなりました。11時10分頂上着。山頂で休憩と昼食をとりましたが、雨が心配でそこそこに切り上げ、下山を開始しました。当初は沢筋のルートを下る予定でしたが、沢筋は藪で覆われていて、入り口を見つけることができず、一般登山道で下山することにしました。沢筋ルートの出口付近には僅かにふみ跡が残っていました(残念、沢筋を下ってみたかった~)。
 最後は急な石畳状の斜面を金網につかまりながら、滑らないよう注意しながら川筋まで下りてきました。千刈ダムは満水で、大量の放水をやっていて圧巻でした。放水を眺めながら休憩をとり、JR道場駅まで名残惜し気に歩き、13時20分、無事道場駅に到着しました。


★2019年7月7日(日) 例会山行 トンガリ山620m・西寺山646m(丹波篠山市) ★
山行コース
MAP
井根口池Ⓟ9:00-妙見堂9:20-妙見宮跡9:20ーTV中継所10:00ートンガリ山10:30-
白髪方面分岐11:10-550P11:40ー570P12:00-西寺山12:30-鞍部13:40-
林道14:00-下山口14:20-井根口池Ⓟ14:30
参加人数 6名
 今年の梅雨入りは遅く、近畿地方の梅雨入りはいつだったかはっきりしませんが、7月に入り梅雨前線が太平洋側に停滞して、九州や広島では昨年の被害の復旧がまだ不完全なのに大雨の警報が発令されています。
 関東での集中豪雨の様子がテレビで報道されていますが、丹波篠山では曇り空で降りそうになるが降らないという状態が続いています。私にとってはトンガリ登山が頭から離れない状態がつづきました。
 前日の天気予報では晴れに変わり、登山日当日を迎えました。SLのHさんが都合で不参加の連絡があり、前日の夜にはSさんが風邪で体調が思わしくなく、参加取り消しの電話が入り、止めはKさんの、当日自動車で登山口に向かう途中での急用での参加中止など、波乱含みでの登山開始となりました。
 参加メンバーも夏山トレーニングのため鉄アレイを「リュックに入れてくる人、荷物をできるだけ軽荷でと雨具を持ってこない人等、色々な事情を抱えてのメンバー5人での登山となりました。今回のトンガリ山のコースは西寺山を経由する、以前に当会が計画した周回コースに再度の挑戦です。
 井手口池の側に駐車し、まずは一般道を神社の登山口まで歩きトレーニング、周辺の畑には黒豆の苗が移植されようやく成長しだしたところです。神社がみえてきました。
 まずは林道に入り、妙見堂を通過する。

妙見宮は各地に鎮座する神社であり、祭神は北極星とか。今日は七夕祭りであり、偶然の事象に信仰心を感じます。
 林道を進むと大きな石塔が、この村の豪族のお墓でしょうか。そこを通過して右側に進む、参道らしき道を登ると、妙見宮の石塔があり、石段や祠は残っているが、本堂は跡形もなく、屋根瓦が散乱しているばかり。村の人もここまできてお祭りすることができなくなって、麓に移設したのでしょうか。
 この村も過疎化が進み栄光は過去のものになりつつあります。妙見宮跡の左脇に、分かりにくいが登山道があり、ここからが本格的な登りになります。高度540mでNHKの中継所があり、ここで少し長めの休憩をとります。しばらく穏やかな登り、その先は雑木林の中に大きな岩が点在しており、急坂を最後の力を振り絞り頂上に到着です。
 10平米もない狭い頂上で、小さな祠もあります。私たちを追い越していった8人のグループと一緒になり、私たち5人とで足の踏み場もない状態です。
      トンガリ山頂にて

 快晴で見晴らしは最高です。雑木が大きくなり320度位の眺望ですが、幾重にも連なる山並みが素晴らしい。
 先行グループが出発しました。私たちもまずは急峻な岩場下りからスタートします。白髪岳への縦走コースとの分岐点を左側へ、西寺山に向かって尾根の縦走です。標高450mまで下り、そこから再び登りです。アップダウンを繰り返し、二つのピークを通過します。
 雑木が覆い茂り、日光からは遮断され、倒木も少なく木漏れ日を浴びながら気持ちの良い緑のトンネルを進みます。いよいよ西寺山への最後の登りです。疲労が最高点に達し、息絶え絶えの登り、小枝を頼りにやっとの思いで西寺山頂に到着です。
 雑木が三角点の周囲を囲み、見晴らしもなく、青空も望めない中での昼食ですが、これもまた楽しい食事でした。
 記念撮影をして下山開始です。今田小学校方面に降りないように注意して、周回コースに入ります。急坂を今度はブレーキ役にして下ります。有難いことにこのコース全体に誰かが赤いビニールテープを小枝に巻き付けてくれているおかげで、方向を誤ることなく鞍部まで来ました。
 ここで直角に左折して谷筋に入り急坂をくだります。ここでも赤テープを頼りに、やがて林道らしき道にでました。しかし風水害で、荒れ放題の状態で
                                               西寺山(新しい御影石の三等三角点)

あり、補修されることもなく、瓦礫の道となり果てた林道は疲れた膝と足には厳しいものがありました。
前方が明るくなり目的の下山口に到着です。
 夏山に参加される方にはいいトレーニングになりましたでしょうか。


★ 2019年6月25日(火) 登山道調査 西ケ嶽727m~岩谷山589m~法蓮坊山479m ★ 
山行コース
    MAP
栗柄奥~愛染窟~西ケ嶽~岩谷山~法蓮坊山~打坂分岐ン峠~打坂登山口(歩行時間約6時間)
参加人数 2名
 今年度は丹波篠山市役所商工観光課からの依頼で、これまで調査していないルートを調査してほしいとの依頼があり、その第一回目の調査コースとして本コースを調査することになりました(他にも新しいルートの調査依頼が来ています)。
 今回の調査は、登山道マップには掲載されていないが、以前から気になっていて、一度は調査山行したいと考えていたルートでした。結論から言うと、僅かに残る踏み跡と、かなり古い標識頼りのなかなか面白いルートでした。
 
  私にとって栗柄奥から西ケ嶽は初めて登るルートでした。愛染窟からは岩稜と鎖場の連続が連続し、難しい急登りの連続でした。西ケ嶽からしばらく尾根伝いに進み、いよいよ本日の調査山域にはいります。
 資料では標識が整備されていることになっていますが、登山道らしき踏み跡が僅かに残っている程度で、ほとんど利用されていないことが明らかでした。GPSとコンパスで現在地と進行方向を確認しながら、古い標識・古いマーカーを確認しながら右往左往しました。
 岩谷山を過ぎると登山道もはっきりしてきます。498mピークまで来ると、湯にとぴユニトピアが取付けた標識が多くありました。ただ、498mピークはV字形の三分岐で迷いやすいので注意が必要です。
 法蓮坊山から打越峠まではよかったのですが、打越登山口に向かう鹿柵の扉が固く閉ざされていて通ることができませんでした。仕方なく、鹿柵に隙間のあった堰堤をよじ登ることにしました。やっとの思いで打坂登山口にでることができましたが、なぜ地元の方が扉を固定してしまったのかはわでした。からずじまいでした。とにかく7時間の調査山行はきついの一言でした。Uさんお疲れ様でした。次回は例会山行で挑戦したくなりました。乞うご期待・・・


★ 2019年6月20日(木) 例会山行 三草山423.8m ★ 
山行コース
    MAP
四季の森公園Ⓟ~三草山登山口Ⓟ~採石場跡~展望ベンチ~三草山頂上~三草古道分岐~畑コース分岐~376mピーク~天狗岩~昭和池周辺~登山口Ⓟ
参加人数 8名
四季の森公園Ⓟに8時集合。今日は天気に恵まれそうだ。試行山行のKさんも加わって本日の参加者は8名に。準備体操を済ませ出発だ。私は二年半ぶりの三草山だ。
 天狗岩辺りの景色を楽しみに、足取りも軽く8時55分に出発。ウラジロの柔らかな緑色に気持ちが和らぎます。登山道は次第にきつくなり、日差しのきつくなる。三草山は旅行会社の冬場のツアーにも使われている研修場でっもある。そこを手軽に使えるのはありがたいことだ。もっと活用させてもらおうと思いつつ汗をふきふき上る。
 頂上に10時20分着。加東市の人がこの山に愛着を示しているのが撮影用の日付板が置かれていたのを見てもわかる。でもスズメバチが飛び回っていたには驚いた。なんとかならないかな~?そして驚いたのは畑コースの登山口に立つ緑色の大きな建物。前々から仏教寺という巨大なお寺の建物が立ち並び驚いていたのにまたそれ以上の驚き。
 360度の景色を楽しめる山頂にⅠ時間程寛いで、天狗岩に向かう。
 いくつかの分岐を過ごし、今日の私のハイライト、天狗岩に着く。
 今、加東市では天狗岩と狼岩、この場所が問題になっています。狼岩がどこにあるのか?観光課が探しているとのことです。
情報に今はよれば天狗岩と同じ高度くらいに狼岩も見えたらしい。でも、どこにあるかわからないらしい。私も今日来てわかったことは天狗岩の周りの木々が大きくなりすぎて左右が見渡せなくなっていること。正面には岩らしいものは無いこと。ではなぜ新しい立て札に狼岩が書かれていたのか?それは昔の看板に天狗岩・狼岩とあったのでそのまま写したという野が今のところの答えらしいです。
 天狗岩で写真に収まり先を急ぐ。コシダの」登山道をキョロキョロしながら下る。ササユリが時たま咲いているからです。出会えればうれしいものですね!!昭和池を時々見ながら長距離の下りが続き、池の堤防から車が見えた時点で14本のササユリを皆でみつけました。駐車場には2時過ぎに戻れました。三草山にはたくさんの登山道がありますので、また皆さんとご一緒に楽しみたいとおもいます。
 
 


★ 2019年6月16日(日) 例会山行 武奈ヶ岳1214.1m・釣瓶岳1098m ★ 
山行コース
    MAP
朽木栃生登山口(10:00)⇒コメカイ道出合(10:40)⇒笹峠道出合(11:35)⇒昼食(11:50)⇒イクワタ峠北峰(12:20)⇒釣瓶岳(13:00)⇒堀川越(13:20)⇒武奈ヶ岳(14:10)⇒ワサビ峠(14:50)⇒御殿山(15:00)⇒葛川坊村下山口(17:10)
参加人数 9名
 武奈ヶ岳への挑戦は今回で4度目です。平成元年の秋口に大津市の開催した御殿山こーす登りびわ湖バレーに下山するルートががぶ武奈ヶ岳初挑戦でした。御殿山では紅葉が鮮やかで、頂上では地を這うような木々の鼠色の群生した光景が今でも目に浮かびます。
 2回目は当会での坊村の明王谷の沢から牛コバを経て新小川道から登るコースですが、残念なことに大橋小屋までで、時間切れで疲労困憊引しき返した思い出です。
 3回目はイン谷口からの挑戦です。前日の遅くに登山口に到着してテント泊、朝の食事は赤飯にカレーをかけて食べることを初体験。金糞峠から計画コースを外れ、地元の見知らぬ男性に案内してもらい、コヤマノ岳を経由して頂上へ。下山は比良スキー場を通り、北比良峠を経由して大山口からイン谷口へ。下山時に眼鏡を流す等これまた忘れられない登山でした。
 今回4度目の挑戦になります。朽木栃生登山口から釣瓶岳を経由して武奈ヶ岳を目指し、御殿山を下るルートです。
 標高差984m、距離にして11.4kmの久しぶりの長丁場で、膝を痛め不安の多い体調の私にとっては躊躇する登山ですが、仲間に背中を押され渋々参加することにしたこともあり、前日は雨、天気予報では雨のち曇りで、中止を期待していましたが、案内では少雨決行となっており、覚悟を決め朝6時過ぎに家を出発しました。
 道中、道間違いがありましたが、朽木栃生登山口に御前0時前に到着しました。雨が予想されるので雨合羽のズボンを履きスパッツを着け、万全の装備でで出発です。
  比較的に緩やかな斜面ですが檜の倒木が散乱していている中をゆっくりと登ります。若い男女の10人くらいのグループが足早に追い越していきます。私たち老グループはその速さに感心するのみです。
 そのうちに雨がひどくなってきて、服装整正の休憩で雨合羽の上着を着用します。周囲の景色を楽しむ気にもなれず、、雨の中を歩き始めるが、風も吹き、木の枝が笑うがごとく騒ぐ。ただ黙々と頂上を目指して進み、コメカイ道出合の標識を通過する。この辺りになると落葉樹が多くなり、木の葉の緑が目に染みる。雨よ降るなと念じながら前進あるのみ。笹道峠出合の標識を過ぎ、地図で位置を確認する。
 雨は小降りになり、やがて見晴らしの良い尾根に出ると雨も止んでおり、ここで少し早い昼食を摂る。食べ終わるか終わらない状況で慌ただしく次に向けて行動を開始する。
 白い花の咲く木立の中を歩き、見晴らしの良い尾根筋に出ると、ガスも晴れて遠景の山並みが見えると、例によって皆さん頭の中に描いたあの山は何?が始まるが何山が本当なのか?この頃はスマホを遠景に合わせると山名を示してくれるが各々のスマホで違いがあっても、皆さん満足して納得することになる。
 この気持ちよい尾根を進むとイクワタ峠北峰(916m)の標識が建っている。左方向は笹峠1.3kmと蛇谷ケ峰6.0kmで、右方向はツルベ岳と表示している。
 右側の緩やかな尾根道を進む。まず目指す釣瓶岳はすぐそこです。歩幅も大きく元気も出、ツルベ岳(1098m)の標識のある頂上に到着です。杉の木の林立する狭い頂上で、180度の展望で、ガスは少しかかっていますが、遠い山並みもたのしめました。
 早々に記念撮影して目指す武奈ヶ岳にゴー。低木が塞ぐ山道、雨露を振り払いながら下って登ること2回で細川越えの標識にたどり着く。標識は地べたに寝そべっていましたが、武奈ヶ岳方面、正しく右側を指示していて迷うことなく、北稜と名付けられた尾根道に進みます。
 もう武奈ヶ岳の頂上は近いと焦る気持ちを抑え、低木の枝で塞がれる道を両手でかき分けながら歩を進めると両側が開けるが、一面ガスで覆われ下界は何も見えない。風も強くなり前方に頂上がかすかに影のごとく見えたと思いきやたどり着くと、頂上はもう一つ向こうに見えます。はやる気持ちを抑え、帽子をかぶり直し前進、やっと頂上に到着です。
 本来ならば素晴らしい眺めなのだが、残念ながらガスに覆われて下界は見えず、9人の仲間だけの世界です。ただ強い風が容赦なく体を揺さぶります。足を踏ん張り、帽子を押さえ、体を支えます。ガスの晴れることも期待できず、早々に記念撮影して下山開始です。
 背後にガスで霞む武奈ヶ岳の頂上を感じながら、もう来ることはないのか?また来れるのか?心の中でさようならと叫び、一瞬センチメンタルな気分になりました。
 さあ気分を下山モードに切り替えます。下りは膝にこたえますし、疲労から痙攣も起こります。膝対で湿布を張り付け、サポーターをし、痙攣対策は漢方薬の芍薬甘草湯を10袋も用意して万全の備えです。
 まずは緩やかな下り。周辺に山つつじの花が満開です。西南稜に入り、尾根を下り、ワサビ峠を通り、御殿山(1097m)に出ます。ここからは御殿山コースで急峻な下りがつづきます。
 周りは落葉樹の深緑が素晴らしく、雨の心配もなく九折の山道を注意深く足の位置を定めて転倒しないよう気分を集中して下ります。
 倒木が多いのですがチェーンソ-で切断されており、山道に支障の無いよう整備されています。何回か休憩を取りながら846Pを通過、まだまだ急坂は続きます。みんな疲労を隠せません。落葉樹の中を、秋もきれいだろうなあ等気分をまぎわらしながらの下りです。一時雨がパラパラとしましたが小雨もなく、何回か休憩を入れて、明王院を通過し清流にかかる赤い橋を渡り、葛川坊村下山口に到着しました。下山開始から3時間を要する難渋の下りでした。
 道路沿いの水量の多い溝で泥を流しかえる準備をし、途中スーパーによって土産を買って、激しく降る雨の中を帰途に着きました。
 今回は夏山の参加の皆様のトレーニング登山として設定されており、良い訓練ができたのではないかと思います。夏山が快晴に恵まれ、楽しい登山になることを祈ります。

 
 


★ 2019年6月9日(日) 例会山行 八幡山271.8m(近江八幡市) ★ 
山行コース
    MAP
JR近江八幡駅(10:07)~(バス)~百々神社登山口(11:20)~望西峰(11:50)~北ノ庄城跡(12:35)~八幡山(13:40)~ロープウェイ駅前(14:00)~日牟礼八幡宮(14:30)~大杉町バス停(14:50)~(バス)~JR近江八幡駅(15:10) 
参加人数 5名
 今回の山行は2月14日に実施された「三上山」例会山行のメンバーにUさんが加わった顔ぶれとなりました。近江八幡はは野洲から2つ目の駅になります。「三上山」の時と同じ電車で向かい、予定通り10:07に到着です。10時45分のバスで登山口のある百々神社に向かい、11時20分登山開始です。
 尾根に至るまで鬱蒼とした檜林の中を急な坂道が続きます。しかし階段ではなく普通の山道なので苦になりません。林にさえぎられて日差しは当たりませんが、尾根に到着する頃にはシャツが汗ばんできて、服装調整が必要となってきます。
 尾根道は若干のアップダウンはありますが、雑木林の中の平坦な道です。道の周囲にはオオイワカガミや小振りのシダが群生していたり、頭上には白いアワツブのような花があったりして、女性たちは話が弾みます。そのうち野イチゴに話が及び、赤い実はおいしそうだが黄色の方がうまいという結論になったようです。
 しばらくして水郷展望台に到着、西の湖や安土城跡のある小高い山、安土の町並みが一望できました。この辺りは名神や新幹線で幾度となく往来して地勢を理解していると思っていましたが、非常にアバウトであったことに気づきました。
 安土城の足元に西の湖が横たわっていて、舟で琵琶湖を往来していたことを初めて知りました。
 西の湖は近江八幡の八幡堀とも繋がっていて、琵琶湖への入り口は長命寺になります。信長は往来する舟から通行税を徴収していたといわれていますが、おそらくこの港に役所があったと思われます。
 12時少し前に望西峰(278m)に到着。しかし、名前に反して周囲は木立に囲まれていて展望は良くありません。その後、急な坂を下り、鞍部寄り再び登りとなり、登り切ったところは雑木の丸太がベンチ代わりとなる、東西を見渡せる広場となっていました。ここで昼食をとることにしました。昼食後、東西の遠景をバックに写真を撮りました。
 昼食広場からしばらく行ったところに北ノ庄城跡があって、長命寺港や琵琶湖を見下ろすことができました。ここから八幡山に向かう道で方向感覚が怪しくなってきます。梅田さんのスマホを参考にして方向を特定しました。
 その後、数回アップダウンを繰り返して、北ノ丸跡の石垣を回り込だと教えてむと八幡山の頂上になります。写真を撮り終えて、村雲御所瑞龍寺を見学しました。入り口の表木に菊の御紋が入っています。皇室と何らかの関わりがあるのでしょう。Uさんに聞きましたがわかりませんでした。
 境内を巡っていると白いボタンのような花が1輪見事に咲いていて、しかもほのかな香りも。思わず見とれてしまいました。Kさんから「たいさんぼく」の花だと教えてもらいました。
ロープウェイ駅の横から山を下りながらも、先ほどの「たいさんぼく」のオーラに酔いしれていました。いい歳になりましたが、初めて見る花でした。あのオーラは初めて月下美人を見た時のオーラに似ているなと思っているとしばらくして日牟礼八幡宮に到着です。14時30分。
 立派な神社で、多くの参拝者でにぎわっていました。近くに八幡堀があります。鳥居の前の広場にはスイーツで有名な「たねや」やバームクーヘンで有名な「クラブハリエ」があり、中国からの観光客で賑わっています。無事下山したことで安堵したのでしばらく休憩して、堀の情緒を味わったり、土産を買ったりしました。
 近江八幡駅に」15時頃到着、15時36分の新快速で帰途に着きました。
 歩きやすい山道のトレッキング、ところどころで開ける展望、歴史ある城跡、情緒ある景観をバランスよく体験できた充実の1日になりました。

(参考)
  「泰山木」  モクレン科の常緑高木。葉は革質で大形、初夏に乳白色の芳香のある大形の花を咲かせる。

  「村雲御所瑞龍寺」  インターネットで検索しましたが見つけることができなかったので、市役所の観光課にききまし                た。
     子供のなかった秀吉は姉の子、英次を後継者にしましたが、淀君との間に秀頼ができると方針を転換して英次    を失脚させます。秀吉の姉は英次の菩提を弔うためにお寺の建立をその時の天皇、後陽成天皇に願い出て認     められ勅願寺となります。今でも門跡(住職)は天皇の血族者だそうです。京都にありましたが、昭和36年にこの    地にうつされたそうです。このことが分かって菊の御紋にも納得しました。


★ 2019年6月2日(日) ゴミ一掃運動参加例会 御嶽山793m(丹波篠山市) ★ 
山行コース
    MAP
奥畑登山口Ⓟ~火打岩~登山コース合流~クリンソウ生育地~御嶽頂上~大タワ~登山口Ⓟ
参加人数 5名
 環境週間に合わせて、各地域のコミュニティーで清掃活動が行われ、会員の皆様も汗を流されていることと思います。久しぶりに連盟が主催する運動の一つ、山からゴミを一掃する取り組みを計画しました。
 当日は都合のついた会員五名の参加で、ホームゲレンデの御嶽でのゴミ一掃運動例会となりました。コースは昔ながらの御嶽中央稜からクリンソウ自生地経由で頂上に至るコースです。
 途中、一人の女性が登ってこられたので、尋ねてみると・・・市内在住のFさんですと・・・(それで)私たち清掃登山を行っているんですが、一緒に行いませんかと誘ってみると、快く受けていただいて、そのまま最後まで付き合ってもらうことになりました。
 本日も参加のF会員は、以前にも何度か清掃登山をしていて、5月の山開きにこのコースを登った時にも無かったとの言葉の通り、登山道にはゴミが本当に落ちていません。
 参加者の10個の目玉を大きく開いて微量微量のゴミを拾いながら進み行くと、上から若い男性二人が駆け下ってきて、「私たちは嵐山から来ました。ヨーロッパの山岳地帯で盛んなエアーランナーなんです。普及活動をしています」と言って下っていき、私たちが頂上まで登って行くうちに3往復するという驚異的なもの・・・ホントにビックリしてしまいました。
 集めたゴミは、燃えるゴミ、ビン、缶、合計5~6kgでした。
 途中で一緒になったFさんには、伊丹産業の駐車場から、Fさんが車を停めておられる資材置き場まで乗せてもらい、お世話になりました。皆さんお疲れさまでした。

 
 


★ 2019年5月26日(日) 例会山行 氷ノ山(スズコ採り) ★ 
山行コース
    MAP
四季の森公園Ⓟ~豊岡道~養父IC~横行~大段平Ⓟ~氷ノ山スズコ取り~大段平Ⓟ(スズコ試食会)~横行~天滝~養父IC~道の駅まほろば~篠山口IC~四季の森公園Ⓟ
参加人数 四季の森公園Ⓟ6名
 恒例になりました氷ノ山(大段平)でのスズコ採り、今回は6名の参加でした。
 今年は他の山行との兼ね合いで、例年
より少し遅い5月下旬の実施となり、うまく採れるか少し心配でした。途中出会った地元の方の話では、今年は雨不足で生育が悪いとのこと。例年採っていた付近は毎日のように人が入り、良いスズコは無いとのことでした。そこで、いつもよりもっと上の神大ヒュッテ近くまで行き採取しました。約2時間で例年並みの収穫になりました。
 意気揚々と大段平に戻ると、他の参加者がすでに試食の準備をしてくれていました。早々揚げたての天ぷらに舌鼓を打つ・・・
一年ぶりの美味しさ!!
 スズコを美味しくいただき帰ることになりましたが、時間的にまだ早いのでひさしぶりに天滝(日本の滝百選、兵庫一の落差98mの名瀑)に寄って帰ることになりました。
 新緑の天滝を訪れる人が多く、駐車場は満車で、少し戻った路肩に車を停めることになりました。っここからは約1.2k網福約2時間の行程です。沢沿いの遊歩道を、滝を眺めながら登っていきましたが、お腹がスズコでの食べすぎで満福なのと、蒸し暑さで、思うように体が動いてくれませんでした。やっとの思いで天滝に着きましたが、天滝の展望所にまで最後の階段を登り切ったのみでした。他の参加者は最後の階段下の東屋に座り込んでしまいました。水量がもう一つでしたが、兵庫一を誇る落差はまさに天から水が降ってくる「天滝」でした。
 参加者の皆様ありがとうございました。
 


★ 2のは二人019年5月18日(土) 例会テント泊山行 荒島岳1523m(福井県大野市) ★ 
山行コース
    MAP
(勝原コース) スキー場跡~シャクナゲ平~荒島岳 (往復)
参加人数 5名
 今年に入って初めてのテント泊山行。今回新たにTさんもテント泊デビュー。
 一日目はテントを設営し、あとは飲んで食べて寝るだけ。フレッシュバザールで食料を買い込んでから出発。昼過ぎに清流、九頭竜川沿いの勝原園地に到着。周囲を山に囲まれ、トイレ、芝生付き、おまけに無料のキャンプ場。気分は最高、飲みすぎて早々にダウン。
 翌日、7時過ぎに勝原スキー場跡に到着。ゲレンデの舗装された急坂の道を1時間歩いてやっと登山口にたどり着く。ブナ原生林の急坂が続き、テント装備を置いてアタックザックにしたのは正解だった。途中、有名なブナの巨木「トトロの木」は昨年の台風で倒壊していた。白山ベンチでツアー客の団体に追いつく。冠雪の白山と別山の眺めを楽しむ。この後は延々と続く階段状の直登。
 シャクナゲ平に着くが、地名に反してシャクナゲはないのです。ひたすら急登が続き、今回最大の難所「もちが壁」を越えたあたりから満開のシャクナゲが出迎えてくれた。登るにつれブナ林からダケカンバ、笹混じりの道と変化し、11時前に頂上に着く。強烈な寒風が吹き荒れており荒島神社の祠に参拝し直ちに下山を開始したあ。登山口では初夏並みの暑さ出会ったのに約
1000m(6℃)の標高差を実感することになった。
 帰りは六呂師高原うらら館で入浴したあと、地元のワイナリーで買い物をして帰路についた。今年の夏山は、北アルプスの最深部でテント泊縦走を楽しみたいと計画中です。


★ 2019年5月15日(水) 登山道調査 白髪岳721.6m・松尾山686m(丹波篠山市) ★ 
山行コース
    MAP
味間奥登山口~鉄塔~尾根筋~689P~白髪岳~ワン谷林道分岐~味間奥分岐~鐘掛の辻~松尾山~千年杉~松尾山~肩越の辻~音羽山道~音羽神社~音羽下山口
参加人数 4名
 今回の登山道調査は、よく利用されているオリジナルな山道ではなく、地元の人かマニアックな登山者が利用していると思われるコースの調査をすることになり、味間奥登山口から音羽下山口のコースに挑戦しました。
 白髪、松尾は普段からよく登っており、概略は理解していましたが、登山口と下山口の位置に不安がありました。事前に調査しようと考えていましたが、何かと忙しく前日になってしまいました。
 まずは下山口の確認に向かいます。音羽コースは以前単独で下山したことがあります。倒木に悩まされ、森に覆われた暗く薄気味の悪い滝と地蔵さんを通過した思い出がありますが、砂防工事が施工され周辺は様変わりしていました。音羽口と駐車場の確認をして、味間奥登山口を探しにむかいました。味間奥の登り口は、栗畑から林道に入るところに味間奥里つくり協議会の名称で設置された標識がありました。
 林道を200mほど進むと防獣柵があり、なお奥に進むとイノシシ捕獲用の檻が仕掛けられていました。そこを通過して林道をさらに進むと白髪岳への標識が、右の水のない沢筋へ案内していました。踏み跡も確認し、これで登山道の出口と入口の確認終了です。
 調査日当日は,暑くもなく寒くもなく絶好のコンディションとなり、70歳代四人組の登山道調査開始です。まずは下山口に車を回し、味間奥の登山口にむかいました。
 林道を車で進み、防獣柵を開けて中に入り、そこに車を停めてさらに林道を進みます。昨日調べた沢筋の山道に到達、ここからは未踏の沢筋山道をまずは鉄塔を目指して進みます。
 沢は昨年の台風の影響か倒木と土砂崩壊で沢筋を三度ほど横断する間に山道が分からなくなり、藪漕ぎしながら急斜面を直登することに。高齢者には厳しい登山となり、何回か休憩を挟みながら倒木を潜り、獣道を頼りに少しでも上を目指します。
 鉄塔に出ればそこからは尾根の山道で、以前に確認できている。どうして鉄塔にでてこないかと思いながら登り続けると、上空に送電線が見える。方向を間違えていることに気づくが、上へ行けば尾根に到達するとの思いで歩を進める。
 やがて針葉樹林を抜けて広葉樹の緩やかな斜面に到達。もう稜線は近い。山つつじの木が二本クリーンレッドの色で、周辺の黄緑に対して鮮やかで、つかれを癒してくれます。
 稜線に出ました。松尾山と白髪岳を結ぶ山道ですが、予定していたポイントよりかなり白髪寄りです。
 計画では白髪岳に登る予定でしたが、四人とも疲労困憊で、断念し、下山することにする。ワン谷林道分岐を通過し、少し進むと味間奥への分岐の標識です。ここに着く予定でした。再度調査することにして鐘掛の辻へ向かい、ここで少し休憩して元気を回復して松尾山に登ることにします。
 松尾山頂で写真を撮り、少し足を延ばして立派な二股の千年杉を拝見して引き返し、肩越の辻に向けて下ります。肩越の辻で山道は四方向に分岐しています。よく使われているのは文呆寺に出るコースですが、今回は音羽のコースを予定しています。
慎重に降り口を探す。
 大沢への尾根縦走コースから分岐して沢筋に入り、ほぼ間違いない踏み跡も確認し、一安心。少し進むと間伐作業も実施され、倒木も整理されて支障になるものは少ないのですが、沢を渡る個所では橋が欲しいところもありました。
 見覚えのあるため池を通過し、滝と神社に到着。そこからは砂防ダムの工事用道路を利用して、今朝車をデポした地点にもどりました。
 今回の登山道調査はあまり利用されていない沢筋のコースであり、踏み跡もあまり期待できないし、風雨の影響で倒木も多く、横断箇所での崩落もあり、迷い込むことも多く、登山者泣かせのルートでした。
 今回、下山道は上手く見つけられましたが、登りルートでは見事に迷い込み藪漕ぎを強いられることになりました。今回のルートは標識の設置も不十分で、正確な地図と地形の把握が必要です。
 現在ではスマホの地図やGPSで現在地の把握は容易にできます。正確な登山道地図と、GPSやスマホを上手に駆使して安全な登山を心掛けることを改めて肝に銘じました。


★ 2019年5月12日(日) 例会山行 白水山771.7m(神戸市)★ 
山行コース
    MAP
白水峡墓地Ⓟ(9:30)~ピーク分岐(10:10)~白水山(11:30)~川上の滝(12:30)~ピーク分岐(13:50)~白水峡墓地Ⓟ(13:50)
参加人数 3名
 週末が近づいてきて、天気の心配はなくなったものの、参加メンバーは私を含めて三人と最少メンバーなのがきになっていました。土曜日に行われる岩トレに参加する人が多いのだろう。こうなったら三人で和気あいあいでいこうと開き直っていました。
 当日は快晴で白水峡墓地の駐車場に車を停めて9時30分に登山を開始しました。ここのところ雨が降らないこともあって山道は落葉が乾いて滑りやすくなっています。木漏れ日の差し込む木立の中の道のを進んでいきます。30分くらいで尾根道の左側に白水峡の赤茶けた地肌の絶壁が見えてきます。道のヘリから滑り落ちたらと考えると足がすくみます。そのあたりから登りが急勾配になってきます。10時10分にピーク分岐に到着、三田や岡場辺りが一望どぇきました。
 その後白水山頂に向けて尾根道のアップダウンが続きます。ところどころ滑りやすい斜面があって気が抜けません。しかし、参加の女性二人は道の周囲にツツジの木が多く・・・といってもすでに花は散ってしまっているのですが、あたかも満開の花の中を歩いているように、痛く感激しながら歩いています。時々足元に小さな花を見つけたりして余裕を感じます。道の両側に「有馬こすず」が増えてきて、暫くして頂上に11時30分到着です。
 山頂の標識の前で写真を撮って昼食としました。標識には小さな文字で「しろみず」と書かれていました。白水山は「はくすいやま」と信じていましたが、もしかして正式名は「しろみずやま」なのかなと疑問あ生じました。このことをアルバイト先ノボスに来たところ、白水峡や蓬莱峡は断層がなした地形なので水が濁っているから「しろみず」が正解でしょうねと言われました。
 ちなみに和紙で有名な名塩を流れている名塩川も水質が良くないと言われています。名塩和紙は雁皮を原料としていますが、登ってくる途中、Kさんがあちらこちらで雁皮を見つけられて、若いころに山中で集めましたといわれたが、名塩和紙の原料となっている雁皮はこの辺りの山中で集められたのだと納得しました。
 食事を終えていよいよ船坂谷に向けて下っていきます。近くの木に六甲山、船坂谷と方向が示されていて、「有馬こすず」に覆われた尾根筋を下っていきます。細い尾根道ですが、ところどころにマークがあって迷うことなく下っていきますが、調子に乗って最後まで下ってしまうと船坂谷入り口近くに出てしまってKさんの目的としている「川上の滝」へは1kmほど戻らなくてはならなくなるので途中から滝の上流になる船坂道へショートカットしなくてはなりません。
 私が最初にこの道を歩いた時、笹が生い茂っていて尾根道からはずれてしまい、たまたま船坂谷に下ってしまって、怪我の功名でショートカットできることがわかりました。・・・といっても昔は歩いていたのではないかと思われる道らしきところもあって、それほど危険を感じることもなく谷に降りることができました。
 谷は去年の「台風で荒れていて川原のゴロゴロした石の上を歩いていくと船坂道に入っていきます。しばらく歩くと滝の音が聞こえてきてようやく「川上の滝」に到着です。12時30分。
 落差はさほど高くありませんが布引の滝を小振りにしたような優雅さがあります。滝口近くに「川上の滝」と書かれた看板がかかげられています。
 滝を鑑賞後、滝を後にして谷沿いに下っていきます。堰堤を二つ越えるとキャンプ場に到着します。連休中は多くの家族がキャンプを楽しんだようです。
 ここまで歩いてきてかなり疲れてきていますが、いよいよ最後の難関、ピーク尾根道へ赤茶けた急峻な崖をのぼらなければなりません・・・と言っても、雨の降った時は水道みちになっているようで、足場を確保しやすくかなりの高さまで登ることができ、最後の10mくらいのところはロープを伝って這い上がることができて、アドベンチュラスな気分を味わうことができました(しかし内心は一度も岩トレに参加していないのにこんなことをやっていいのだろうかと後ろめたさも感じました)。
 ようやくピーク分岐に13時50分到着しました。一息ついて先ほど登ってきた道を迷わないように神経を使いながら下っていきます。やっと駐車場に14時20分に到着しました。
 無事に下山できて安堵しました。帰り道にカフェレストラン「アイリス」で一服して帰途に着きました。

 
 


★ 2019年4月23日(日) 例会山行 大峰山(552m)&中山(478m) ★     
山行コース
    
JR武田尾駅前(8:50)~廃線跡~親水公園~かまる展望台~つつじが丘展望台~安倉山~大峰山~長尾谷ダム~縦走路~中山山頂~縦走路~奥の院~中山寺~テータイム~阪急中山観音駅(16:20)
参加人数 6名
 今回の山行は私にとって忙しい取り組みでした。21日、会の第11回総会、22日無呼吸症候群の検査入院で、神戸の病院より武田尾駅に直行でした。
 武田尾駅に少し早めにつきましたが、サブリーダーの末松さんは既に来ていました。残りの参加者は予定時刻通り到着しました。6名の参加者のうち、Nさんとは同じ団地の中なのに初めて顔を合わせました。8時50分に駅前を出発、武庫川沿いに廃線跡へ、即やまぶきの黄色い花が歓迎してくれました。今日の花の縦走路の始まりでした。
 ここで衣服調整をして登山開始。いきなりの急登にあえぎながら尾根まで登ると、あかまつ展望台、今から登る大峰山が大きく見えてきました。つぎの展望台はつつじが丘展望台。そこからは新名神高速の宝塚サービスエリアを見渡すことができました。ここでルートを外れていると指摘され確認すると、地図に記入した「赤のルート線」が間違っていました。はずかし・・・!
 そこからは地図に記入したルートを外れ、「安倉山」経由で大峰山を目指しましたが、大峰山山頂を間違えてしまいました。2回目のはずかし・・・!11時大峰山山頂に到着しました。
 休憩後、気を取り直して再出発。こんどは地図のルート線通りに歩いていました。ホッ・・・
12時近くになり、このまま下りると車道に出てしまうので、手前で昼食タイムにしました。
 昼食後、一度車道を横切り、長尾谷ダム沿いに急な登り返しを登ると、ゴルフ場が見えてきた。尾根の間近までゴルフコースがきている。???まもなく縦走路に出ると中山山頂は間近だ。
 中山山頂には誰もいませんでした。平日の2時過ぎ、あたりまえかな。
 山頂で記念写真を撮りたいがカメラのシャッターを押してくださる方がいませんでしたので、三角点の上に置き撮影しました。失礼しました。
 中山山頂から奥の院までの縦走路は、やまつつじの回廊状態でした。山がやまつつじのピンク色に染まっていました。まさしく花の縦走路そのものでした。
 奥の院は震災に再建されて、真新しくなっていました。震災後何度も中山に登っているが、再建されてからは初めてだ。震災前の奥の院のほうが風情があったと思うのは、私一人ではないと思う。
 奥の院でしばらく休憩後、中山寺に向けて出発。だが、この下り坂が思ったより手強かった。
 石畳の土が雨水で流され、河原状態、歩きにくいことこの上ない。十数キロ歩いてきた足には堪えた。やっとの思いで住宅地に着く。ここから少し行くと見覚えのある広場に出た(1年半前ミーティングとストレッチをした広場だ)。ここからは中山寺はもうすぐだ。中山寺の境内で休憩をとる。駅に向かうが途中でテータイムをしようということになり、しゃれた喫茶店に入り一服。
 テータイム後、阪急中山観音駅に到着(16:20)解散。
 参加者の皆様、長距離の山行、お疲れさまでした。ありがとうございました。


★ 2019年4月7日(日) 例会山行 有馬三山(落葉山、灰形山、湯槽谷山) ★ 
山行コース
   
神鉄有馬温泉駅~落葉山登山口~妙見寺(落葉山山頂)~灰形山~鞍部~湯槽谷山~鞍部~鼓ケ滝公園
参加人数 6名
 3月16日の三草山山行を荒天によりキャンセルしたこともあり、ここ数日天気予報に神経質になっていました。一週間前の予報では晴れだったので安堵していました。土曜日の予報では午前中は晴れるものの、午後の降水確率は50%と知らせています。もしかすると今年は雨男になる嫌な予感がします。
 当日の朝、恐る恐る玄関のドアを開けてみると、少し霞がかかっていますが、雲一つない快晴で「やれやれ何とか持ちそうだなあ!!」と胸をなでおろしました。
 9時半頃、有馬温泉駅に到着しました。有馬温泉周辺の桜はほぼ満開になっていて、この日は桜祭りが行われるようです。タイミングとしてはドンピシャリです。10時ごろメンバー全員がそろいましたので有馬三山の登山を開始しました。
 最初が落葉山(533m)、次に灰形山(619m)、最後に湯槽谷山(801m)の順になります。徐々にきつくなっていきますので、最初からテンションを揚げないようにペースを抑えて登るようにしました。頂上に妙見寺という日蓮宗の寺があるのでこの道は参道になっています。
 入口から頂上にかけて参道の両側に西国三十三か所巡りが出来るように各寺に千手観音のミニ石仏が配置されています。それぞれの寺について語りながらゆっくり登っていきます。西国三十三か所は広い範囲に散在しているので、自分を含め全部訪れた人はいないだろうなと思っていたら、Uさんは全部回られたそうです。妙見寺の入口の狛馬の近くに三十三番目の谷汲山華厳寺の石仏がありました。
 ちなみに私の里の近くにあって何度も訪れた寺でした。妙見寺は小ぶりですが、なかなか凝った造りで風格のある寺でした。
 寺の裏に回るとトレッキング道があります。ハイカーの多いルートなのでしっかりした道です。少し歩いた所の藪に囲まれたところに落葉山の四等三角点がありました。
 タムシバ、コバノミツバツツジをキャッチフレーズにしましたが、コバノミツバツツジの花が一向に見当たりません。期待していたのでがっかりです。しかし桜が満開になっていたのでイーブンにしていただこうと考えながらしばらく下るとコルに達して、いよいよ灰形山への登りになります。
 なぜこのような名前がついたのか思いをめぐらしながら歩を進めます。落ち葉を燃やすと灰が残りますが、その形が似ているので名前にしたのだろう、すると燃やした熱で水が湯になるので湯槽なのか湯槽谷はつまり有馬温泉のことなのだろうと納得すると、皆さんにいたく賛同していただけてペースが上がりがちになります。
 登るにつれて岩の上に根のはった道となってきて一歩一歩気が抜けません。頂上が近づくと何処の山でもきつくなりますがやっと・・・と言ってもKさんの話声が聞こえるうちに頂上に到着しました。
 有馬温泉が一望できます。灰形山の標識近くで写真を撮りました。南遠方に次に登る湯槽谷山の全容が目に入ってきます。急な下りが続いて滑らないように歩を進めていくとしばらくしてコルに達しました。
 いよいよ最大の難関、湯槽谷山への登山です。時間は12時近くなっていますが、昼食をとると体が重くなるので軽いうちに登ります。間伐材を使った階段が次から次へと続きます。何度も呼吸を整えて登っていきます。杉の木立の間から青空が見えてくるとやっと頂上に近づいたと思って登ってゆくと再び目の前に長い階段が現れてきます。そのうちだれも話をしなくなり、苦し気な呼吸の音だけになります。さすがにKさんの声も絶えがちになってきます。やっと階段がなくなり尾根道をしばらく歩くと頂上に到着です。
 比較的に広いスペースがあって中央に湯槽谷山の標識が立っています。折角苦労して到着した頂上ですが木立に囲まれて展望はよくありません。それよりも食事です。時間は12時30分になっていました。周囲では日当たりのよいこともあり、大ぶりの蝶が飛び回っています。これでコバノミツバツツジが咲いていれば最高ですが一向に花が見当たりません。
 写真を撮り終えて登ってきた階段を降ります。登りより楽ですが、つまずかないように神経を使います。13時30分に分岐箇所に到着、妙見ルートで鼓ケ滝公園へと向かいます。細い道が続きます。滑りやすい箇所も多く、やはり気が抜けません。しばらくして堰堤に到着しました。これは岩だ、否、継ぎ合わせたものだと議論しながら木製の階段を降りていきます。ようやく滝の音が耳に入って鼓ケ滝公園に到着しました。時間は14時20分になっていました。
 天候も良く桜祭りが行われていますので、折角の有馬温泉でメンバーの方々もそれぞれ思いがあると考えまして、ここで解散とすることにしました。


★ 2019年3月24日(日) 例会山行 蛇谷ヶ峰(901.7m) ★ 
山行コース
    MAP
朽木ふれあいの里P~分岐右へ~カツラの谷~ニオイコブシの小径(尾根筋)~合流点~展望台~山頂~展望台~スキー場~朽木ふれあいの里P
山 域 滋賀県高島市
参加人数 6名
 数年前に、今回と同じリーダーで取り組みをしたことを思い出しながらの山行となりましたが、今回は一応別ルートで取り組みました?? 前回はスキー場ルートでした。
 家を出るときはまだ真っ暗、集合場所の四季の森公園駐車に午前6時集合、やっと薄明るくなってきた。車2台で朽木へ向けて出発、篠山口IC~小浜IC~R367~朽木~ふれあいの里へ。
 途中、霙から雪模様に、周辺の山々はまだ冬景色、桜の開花はまだまだ先ですね。9時前に朽木いきものふれあいセンター駐車場に到着。雨か雪がいつ降り出しても可笑しくない空模様でした。
 準備をして、9時過ぎの出発。当初のコースは沢沿いの予定でしたが、通行止めで尾根コースに急遽変更、沢を渡るといきなり急登が始まった。長い長い階段状の急登だ。標高を上げるにつれ雪がでてきだした。ただ、アイゼンを着けるほどの積雪はまだありませんでした。
 息も絶え絶えに尾根筋に出ると少し開けた場所に出ました。展望台の標識がありました。ここで休憩と記念写真を撮りましたが、周りは完全に雪景色に変わりました。
 下界では桜の開花がニュースになるこの時期ですが、ここはまだまだ冬山です。
 ここからは、安全のためアイゼンを着装することを勧めて、山頂に向かいましたが、山頂に近づくにつれ、雪・風・ガスで見通しも悪くなり、寒さが身に染みてきました。
 蛇谷ヶ峰山頂は広くて、高い木がないので、天気が良ければ眺望もよいと思われましたが、今回は白一色で全く何も見えません。山頂には三角点がありましたが寒そうでした。
 雪・ガスの上に風が強く、思わず近くの木の陰に逃げ込んで風を避けましたが、寒くて長居は無用と記念写真を撮って早々に下山しました。
 (私事ですが。この雪景色の中、山頂でアマチュア無線の交信を行っている方がおりました。若いころの自分自身を思い起こしました。毎週日曜日になると、小型の無線機を持って六甲山や兵庫の山に登っては無線交信をしていました。これが私にとって山登りの原点です)
 急いで下山していたのか?先頭が分岐(展望台)で直進しているではないか?(元の道は左側のはず) このままだとスキー場に下りるルートになる。スキー場へのルートは数年前にきた時に通っているので遠回りはわかっていましたが、そのまま下りることになりました。
 お腹が空いてきたので昼食を取り、落ち着いてから再出発しました。スキー場に下山する途中には、登山道を塞ぐように倒木があったり、琵琶湖が見えるところがありました。
 スキー場は、シーズンが終わると人影もなく何か物悲しいですね。天気も曇っているので追い打ちをかけているようです。でも、雪がちらつく中で可憐に開花している桜がありました。この時点では名前はわかりませんでしたが、何かホッとするものがありました。
 スキー場からは車道を歩いて、約1時間で朽木いきものふれあいセンターの駐車場に着きました。お風呂に入る予定でしたが、入らずに帰ることになり、途中のスーパーで地元の食材を購入して帰途につきました。(私は焼きサバとサバのへしこを購入しました。美味しかったです)
 参加者の皆様、寒い中お疲れ様でした。
 


★ 2019年3月17日(日) 桶居山(247m) ★ 
山行コース
    MAP
参加人数 12名
 前日からお天気が気になる。いろんな天気情報をあさるが、17日の姫路市の天気予報は「午前中は雨」がほとんど。こちらも意地を張って、どこかに「晴れ」予報はないものかとインターネットで朗報を探し求める。そのかいあって「傘は不要」を見つけ安堵安堵で自己満足を得る。
 午前5時に起き、さっそく天気情報をあさる。昨夜の情報よりも傘マークが後ろに一つ下がり、数も減った。外も雨は降っていない。Tさん(SL)に決行を伝える。午前7時前に荷物を車に積んでいると「雨」が降りだす。もう後には引けない。雨の中、車を篠山四季の森公園へ走らす。「姫路市は曇りのち晴れ」予報を信じて。
 午前8時の集合では、参加者の皆さん「雨ですよ」の顔が並んでいた。前日の16日の例会山行「三草山」は雨で中止となったと聞き、漬物石が三つほどドーンと身体に乗っかった気分。3台の車で雨の中を出発。途中の加西市に入ると青空と薄陽に車内が活気づく。姫路市に入ると再びの雨になり「あ~ぁ」
 駐車場では合羽姿でストレッチ体操。コース説明を行い、今回は「初級コース」ではあるが、ハイグレードであることを伝えると皆さん緊張。指さしたこれから登る「前衛岩」では、ロッククライミングの練習中で一人ぶら下がっていた。
 緊張の中「前衛岩」「かんざし岩」を登り切り、そのご褒美として「姫路城」「須磨灘ー家島諸島」が見渡せた。この時点で、皆さん合羽姿から完全に解放された。尾根伝いに北上すると「斉藤山(177m)。向きを変え東方への尾根を進むと、200mピークから「桶居山」の目線の高さに「こけし岩」がこっちを見ている。
 「桶居山」山頂で遅い昼食を摂る。家内が作ってくれたおにぎり2個と奈良漬、味付け海苔そしてウィンナーソーセージが私の定番。これは行動食にもなるし、お腹にドンと反応してくれる。集合写真とお誕生月会、ふれあいゲームの準備を進める。皆さんの昼食の香りで幸福感と共に満足感が山頂に漂う。
 今回のお誕生月会はK.Tさん一人。めでたく30歳(ん?…ま、いいとしよう)のハッピーバースデーを合唱。ふれあいゲームは「桶居山ランニングクイズ王座決定戦」で10問用意した。こんな問題である。
 「日本百名山には1,000m以下の山は2つある。〇か×か?」。問題2問目で全員撃沈。後の8問がかわいそう過ぎますので、敗者復活戦(全員敗者だもんね…トホホ)。
さらに山頂の端(〇)から端(×)にランニングする予定が、考えながら腕を組みゆっくり歩くので、まったくの企画失敗である。でも景品は3人に渡った。
 「桶居山」山頂を後にし、東の岩場を下る。今回のコースはほとんど尾根歩きなので上り下りを幾度と繰り返します。従って超低山(274mが最高峰、標高差230m)でありますが、スリルと展望の良さは十分に味わうことができます。一般参加の3名の方も「怖かったけど面白かった。思い出に残る山でした」との評をいただきました。
 最後に全員で麓の「山神社」にお参りし、無事下山のお礼とこれからも登山の安全を祈願。やがて駐車場に到着後帰路に就く。車窓からは青空が一面に広がり、今朝の状況が嘘のように、風が持ち去ってくれました。
 


★ 2019年3月6日(木) 例会山行 盃ヶ岳(497m) ★ 
山行コース
    MAP
黒豆の館P~打坂バス停~打坂登山口~打坂峠~法蓮坊山~矢代方面分岐~御嶽方面分岐~盃ヶ岳~東屋~登山口~春日神社P
山 域 篠山市
参加人数 4名
 今回の山行は当初登山道調査でした。登山道調査で新山域の調査依頼がありました関係で、急遽通常の例会山行に変更になりました。
 四季の森公園駐車場(8:00)に集合し、車1台を下山口の春日神社にデポし、黒豆の館の駐車場でHさんと待ち合わせし、出発準備を整える。9時出発。
 「盃ヶ岳と言えば思い出すのが、4~5年前に取り組んだ際、篠山でも珍しく積雪が30~70センチ位あり、ラッセルを強いられたことです。」
 黒豆の館から打坂登山口へ、ここから打坂峠までは鹿ネットがあり登山道が不明瞭と覚悟していましたが、意に反してネットは取り外され、登山道もはっきりしていたのには驚きました。打坂峠から法蓮坊山までは、この日一番の長い登りになります。途中には珍しい筱竹の発祥地がありますが、何の目的でここに植えられたのかは不明です。法蓮坊山には、山名にもなった法蓮坊僧の石像が安置されている。
 休憩と記念写真を撮りました。
 暫く行くと、御嶽方面の標識がある山頂(498m)分岐に到着、来るたびに一度ここから御嶽への調査山行をしたいと考えていますが、まだ実現していません。
 ここから盃ヶ岳までは、ユニトピアが整備したと思われる標識やマーカーが整備されているので案内にしたがって行くことができる(以前マーカーがないときは迷いやすい分岐が数か所ありました)
 数か所のアップダウン分岐を繰り返し、盃ヶ岳に到着、山頂で昼食と休憩を取り、写真を撮り、下山を開始しました。途中の東屋からは、このルートでは初めて眺望が開けていました。篠山盆地・白髪岳・虚空蔵山を眺めることができます。
 東屋を過ぎると広い山道(林道にしたかったのかな?)になり、登山口に到着。春日神社にある駐車スペースにデポしておいた自動車に無事下山。(13時30分)
 


★ 2019年3月2日(日) 例会山行 大坂山(450m) ★ 
山行コース
    MAP
社町山ノ口廻池登山口~299P~数曽寺谷峠~大阪山頂上到着~大阪山頂上出発~瀬山~馬瀬貯水池~馬瀬公民館
参加人数 7名
 3月3日(日)は毎年恒例のABC篠山マラソンが開催されることもあって、2日(日)に大阪山を企画しておきました。本日は晴天なりで、いつもの四季の森あかね駐車場に集合、春の陽光さわやかであります。
 大阪山は国道372号線を西に向かって篠山市今田町を通過して社町の上鴨川、北に有る、しら坂トンネルを最後尾として、その主稜線を西へウエストワンズゴルフ場までが大坂山系であります。

 国道372号線沿いの南方には源平合戦でお馴染みの三草山があります。地元にお住いの方々は皆さん三草だけで、長年住んでいても大坂山なんて知らない人が多いです。
 私たちはまず今回のコースとして社町山ノ口から廻谷を登山口として299mのピークを通過し、数曽寺谷まで下り、大坂山頂上、そこから459mのピークから馬瀬に向かって下山の計画であります。
 廻谷を詰めて行くと沢の水たまりに蛇がとぐろをまいたような水疱状になり、中にはゴマ粒の黒い点があり、多分カエルの卵だろうなと気持ち悪いけれどスマホで写して楽しみました。
 数曽寺谷は社側から西脇へ抜ける用商の道であったと思われます。
 そこからは岩稜にセメント色の苔が張り詰めているようなミニ須磨アルプスみたいでしたね、その後もアップダウンを繰り返し、頂上で昼食、頂上からの眺望、北は千ケ峰、南は六甲連山、南西は瀬戸内海、目の前の南山は三草山とスマホで山々を確認するのですがどこまでが合っているのかわかりません。
 頂上は450mですが東に10m高いピークがあって、そこから南に向かって、朝に馬瀬の貯水池にKさんの車を駐車した所まで下山しました。
 会報には藪山等と記載していましたが、皆さんベテランでペース良く登れました。
 お疲れさまでした。 
 


★ 2019年2月24日(日) 例会山行 篠山市北西部里山散歩 馬頭502m~高畑山461.8m★ 
山行コース
    MAP
金山登山口追入神社Ⓟ8:30-8:50大乗寺ー9:35園城寺妙見堂跡9:40-10:10馬頭頂上
10:25-11:25古坂11:30ー12:05高畑山(昼食休憩)13:00-13:50古坂ため池13:55
ー14:10追手神社14:15-14:20追入神社=(大山宮セツブンソウ自生地探訪)=15:00四季
の森公園Ⓟ
参加人数 6名
 馬頭(ばとう)・高畑山が篠山市のどのエリアにあるのかをご存知ない会員が多いので、概略説明しておきます。
 エリアは市北西部、但南地区で、西に山南町と接している山域です。金山の南にあたります。ただし、2万五千分の1地形図にも山名が記載されていませんので知る人もほとんどない山といっても過言ではありません。
 今日は大乗寺経由で登ることにします。参加者全員がすでに金山、鬼の架け橋経験者とのことだったので、金山を省略し、馬頭に直行することに決定し、追入神社Ⓟを8時半に出発。もう春がそこまでやってきているといった感じの暖かさで、穏やかな青空の下、おしゃべりしながら20分で大乗寺山門手前の登山口に到着します。途中、ふきのとうを摘んだりしながらの楽しい道でした。 登山口から45分で妙見堂跡地に着く。もう気の早い馬酔木が花をつけていました。妙見堂跡地から左に進むとすぐに金山峠。園城寺の墓所にもなっています。その墓所を右に見ながら踏み跡をたどり、しばらく行くと森林作業の道に合流します。作業道が終わって杉林の急斜面を一登りで、馬頭の南尾根に合流、右に尾根を登るとすぐに馬頭頂上につきます。馬頭には四等三角点が設置されていて、点名を金山といいます。ちなみに金山(城跡)540mは標高点です。
 馬頭頂上はヒノキの林の中で展望はありませんが、頂上の雰囲気が漂っています。                                    大山宮セツブンソウ

 小休止の後、南に尾根をくだります。尾根道はしっかりしていて、道を外す心配はありません。途中、大きなテーダ松のまつぼっくりを拾ったりしながらの、展望はありませんが、楽しい尾根道です。406m標高点あたりで、山南町上滝方面が見渡せるのが唯一の展望です。
 約1時間で古坂(峠)につきます。杉林の中の静かな峠です。山南町側にお地蔵さんがおられます。長い年月、山南町と大山地区の交流を見守ってこられたことでしょう。やさしいお顔のお地蔵さんでした。
     馬頭頂上にて
 古坂(峠)からさらに南に尾根道をたどります。波賀尾岳に通じるジャンクションピーク手前の登りが本日の登りのハイライト。無理やりに急斜面をよじ登る感じです。踏み跡も不確かになって、歩きやすいところを拾うようにしてのぼります。ジャンクションピークに着いたら後はなだらかな尾根道が高畑山の頂上に導いてくれます。
 高畑山頂上は三等三角点が設置された明るい広場になっていて、昼食休憩に絶好です。折からの青空の下、風もなく穏やかな頂上でゆっくり休憩をとります。コンロで湯を沸かし、持参のジャムを湯で溶いてウィスキーを垂らしてホットドリンクをつくります。くいしんぼうは私の山の楽しみの一つです。
 高畑山頂上から北東に尾根のふみ跡をたどります。今日は足の達者なメンバーがそろっています。尾根末端の杉林の急斜面の激下りも難なく突破できました。降り立った地点で、Tさんがカヤランを見つけ、探してみると、結構見つかって皆ニッコリ。
 鴨が遊ぶ古坂ため池から追手神社に下り、ユキワリイチゲの蕾を見つけ、千年モミを見上げて出発点の追入神社に14時20分到着しました。帰途、立ち寄った大山宮のセツブンソウはもう沢山の花をつけていました。
       高畑山頂上にて
  
 


★ 2019年2月23日(土) 例 会山行 鋸山605.9m(丹波市)★ 
山行コース
    MAP
四季の森公園Ⓟ(8:00)~佐中ダムⓅ(車一台デポ)~栗柄登山口(8:50)~堂ノ峰(10:20)~
高坂越え(11:20)~コル(昼食11:25~12:15)~鋸山山頂(13:10)~鏡峠(14:10)~
佐中ダムⓅ(15:00)~(栗柄登山口経由)~四季の森公園Ⓟ(16:00)
参加人数 9名
 今日は労山京都府連の特別ゲスト3名を含め参加者は9名。朝起きると小雨が降っていて、集合場所に着いた時もまだ降っていた。3台の車で出発、1台を佐中ダム湖の奥、三尾山登山口にデポし、栗柄に向かう。倶利伽羅不動の隣のお堂に停めさせてもらい、車道を少し歩いて鹿柵を開けて分水界、雲海の径に入ります。
 心配していた雨も上がり、青空も見えるようになって、思わず気合が入ってきます。ヒカゲツツジがどのあたりにあるか探るのも楽しみだし、鋸岳の岩場も楽しみだ。
 堂ケ峰の登りは登りらしい登りで、登頂感がありました。標高572m。
 高坂越えは随分昔に高坂公民館から鏡峠まで歩いた記憶がよみがえりました。高坂越えの次のコルで20分くらいの昼食タイムをとる。この先あたりから岩場が続きます。鋸山は丹波市側から見ても激しいアップダウンが見て取れます。油断大敵だ。
 13時10分、三角点のある標高605.9mの鋸山頂上に着く。眺めは抜群。西正面に三尾山、北には足下の春日町の運動公園の向こうに妙高山、三尾山の奥に粟鹿山。
 ゆっくりしていたいが、狭い岩場の山頂で記念撮影して先に進みます。ヒカゲツツジも目に付くようになったが、花が咲くのはまだ2ケ月も先のこと。今日は馬酔木の花に癒されます。夏栗山、黒頭峰が目の前に近づいてくると鏡峠に到着。ここから、三尾山方向に進まず、車をデポしている佐中ダム湖に向かいます。途中、展望台の標識があり、近そうなので行ってみるが、周りの木が大きくなりすぎたのか展望は無し。作りかけのバーベキュー台のある東屋があり、謎が残りました。広い林道を下ると、間もなく佐中ダム湖奥にデポした車に到着。15時でした。栗柄経由で四季の森公園Ⓟに無事戻りました。労山京都府連の皆様、また会員諸氏にはお楽しみいただけたでしょうか。お疲れ様でした。
 
 


★ 2019年2月21日(木) 登山道調査報告 八百里山(八百里城址)★ 
山行コース
    MAP
参加人数 3名
 今回の登山道調査は新規ルートの八百里山、篠山市瀬利にある442mの山です。八百里城址とも呼ばれています。御嶽や小金ケ岳に向かう時によく通る近道に登山口がありました。古い資料では、登山口に八百里城址と表示された看板があることになっていましたが、残念ながら無くなっており、八百里城址と書かれた石柱のみが立っていました。
 登山口近くには、由緒ありそうな歓喜堂とそのすぐ横に赤鳥居があり、ここから山道になりますが、荒れています。鹿ネットがあり、直進するとゲートがあります。荒れた山道を登りきると尾根に出ます。踏み跡ははっきりしていましたが、稲荷神社は倒壊寸前でした。参拝する地元の方もおられないのでしょうか。
 頂上直下にはお城野遺構と思われる郭跡・空堀(切岸)等が残っていました。ただ、山頂部は立木に覆われ、お城の遺構は確認できませんでした。眺望もありませんでした。八百里山山頂から丸山方面へ少し下りたところには大きな空堀(切岸)がありました。これが一番大きな遺構ということになるのでしょうか・・・
 切岸から丸山への尾根筋は、踏み跡も不鮮明、倒木もありピンクのマーカーを頼りに進みましたが、最後のピークで尾根を間違えてしまいました。当初予定の峠よりは三百米下の林道終点に降りてしまいました。林道終点まで四駆なら入ってこれそうです。
 林道を数百米下った林道分岐周辺は、工事が途中で放置されていたのか荒れていました。さらに下ると野池がありました。この野池横に車が10台くらい置けるスペースがありました。ここに車を置いて歩いてゆく方が林道終点まで車で行くより良さそうです。
 瀬利の集落に入る前に鹿ネットのゲートがあり、ゲートを閉めて、舗装された道を暫く行くと県道に出ました。御嶽に行く近道のすぐ近くです。数分で瀬利公民館前の駐車場まで戻ってくることができました。
 正直なところ、現状では登山・ハイキングの対象とは言いがたいです。山頂を整備するという話もありますので期待したいとおもいます。参加いただいた会員諸氏、ありがとうございました。
 


★ 2019年2月17日(日) 公開山行 天下台山321.4m ★ 
山行コース
    MAP
参加人数 一般参加3名 会員8名
 小雪舞う四季の森公園Ⓟに11名が集合する。目的地、相生市の天気予報は曇り。二台の車に分乗して7時35分出発。但南篠山ICから龍野西ICまで高速道路を使用、岩屋谷公園へ。途中降っていた雨も上がり、9時30分、天下台山を目指して出発する。
 長い階段状の登りが続く。途中、東屋で休憩をとり、あと30分で頂上に着く。10時35分到着。霞のせいで瀬戸内海も反対側の宍粟の山々もすっきりと見えないのが残念だった。ベンチや岩に思い思いに座って早めの昼食休憩が始まる。日差しはないが、風もないのでこの時期としては穏やかなお昼だ。記念撮影の後反射板のある広場に移動し、恒例のゲームを一時楽しむ。 ゲームを楽しんだあと、「烏帽子岩」「三段岩」「とんび岩」へ足を運び、12時35分に駐車場に到着です。整理体操中に雨が降り出しました。
 相生水産物市場に移動します。市場は超満員で、なんとかBBQの席を確保。牡蠣、栄螺に舌鼓を打ち、お土産も仕込んで、ぽつぽつ降る雨の中を帰路に着きました。四季の森公園の駐車場に無事、16時到着しました。参加者の皆様楽しんでいただけたでしょうか。
 
 


★ 2019年2月14日(木) 例会山行 三上山432m ★ 
山行コース
    MAP
JR野洲駅(10:10)~表参道登山口(11:00)~妙見堂跡(11:20)~中段の道分岐(11:25)~
割岩(11:35)~展望台(12:10)~頂上(12:10)~中段の道分岐~城山~御池(13:33)~
JR野洲駅(14:10)
参加人数 6名
 三上山は新幹線に乗っていても、名神高速を走行していても、野洲川橋梁を渡ると富士山を小さくした整った山ですぐに気づく山です。
 近江富士の俗称で有名な山であり、電車山行として取り組みました。JR篠山口駅7時18分に乗り、JR尼崎駅のホームで合流して野洲行きの電車に飛び乗り、予定より10分早い電車に乗れ、大喜びしましたが、高槻を過ぎた頃から快速電車と気づき、野洲駅まで各駅停車ですが、大物揃いの参加メンバーで時間など気にする素振りなし。各駅停車の方が楽しいとの雰囲気でした。
 JR野洲駅では乗り合いバスにタッチの差で乗れず、登山口まで歩くことになりました。
 約40分で表参道登山口に到着、服装整正して登山開始、表参道は階段で登る急勾配の直登コースで最初からハアハアフウフウと辛い登りになりました。  皆さんの息遣いを探りながらゆっくりと歩を進めると広い広場に到着。案内では妙見堂跡地です。休憩することなく頂上を目指します。「中段の道分岐」を過ぎてしばらくすると岩場で急峻な登り。手すりが設けられていて助かります。休憩をはさみながら三歩進んで二歩下がるペースで登ります。
 大きな岩が30cmか40cmひび割れしており、これが割り岩です。勇気ある人はこの隙間を進みます。スリムな方ばかりで無事通り抜けました。
 岩場の急勾配の登りは続き、何人かの下山してくる人に出会い、やがて展望所に到着、寒いと思ったら雪ガチラホラしている。
 天気が良ければ湖南が一望できるはずですが、曇りガラスを通してみる幻想的な風景に満足し、三上山頂上到着です。神社が祀られていました。
 神社裏で昼食を済ませましたが、寒いので早々下山です。急峻な下り、弱点の膝には厳しい下りです。「中断の道分岐」を通過し、緩いう回道を下ると「城山分岐」で、予定のコースを外れる。
 ここからはメンバーのスマホの「山マップ」が頼りです。枯れ木が林立する山群の尾根を進む。御影石の山砂に足を取られ転倒しそうになりながら、御池に到達し、住宅地の中を通り、R8号線、一般道をおしゃべりしながら歩き、午後2時
10分JR野洲駅に到着しました。
 駅前に居酒屋賀あり、一杯飲みたいところですが、喫茶店で反省会をし、午後2時45分発新快速電車に乗り帰途につきました。コース間違いの検証結果、後半は計画コースより短縮して歩いていることが判明しました。手前勝手な判断ですが、時間的にも、体力的にもよかったのではないかと思っています。物足りなかったメンバーさんには御免なさい。何よりも無事下山できたことに感謝です。
    

★ 2019年1月26日(土)~27日(日)  美方高原&とちのき村雪山体験 ★ 
山行コース
    MAP
目的地: 美方高原(香美町小代区) 宿泊 尼崎市立美方高原自然の家
参加人数 8名
第一日目(26日)
四季の森公園Ⓟに朝9時に集合して、但南篠山ICより舞鶴若狭道に乗り、春日JC経由で待ち合わせ場所の道の駅「まほろば」でHさんと合流し、神鍋高原ICで高速を降り、道の駅「神鍋高原」で少し早い昼食(昼ランチバイキング)を摂る。ここからが本格的な雪道になるので慎重に車を進める。大雪警報が出ているので心配をしながら国道と別れ、スキー場への道へと乗り入れる。だが思ったより雪がすくなく、除雪もされていた。
 13時頃に宿泊予定の「とちのき村」に到着、手続きと休憩後、早速スノーシュー体験と練習を行いました。敷地内の積雪は根雪に新雪が30センチくらい積もって60~80cmくらいあります。
 ふわふわのパウダースノーだ。スノーシューを着けても沈んでしまう。ラッセルも体験できました。
 スノーシュー体験後、グラウンドの法面で雪遊びを楽しむ。急な斜面だが、新雪のためか滑らない。簡易プラスチックの橇があればもっと楽しめるのにと残念に思った。でも雪まみれになって遊ぶのがとても楽しい・・・・
 夕食は食堂でお楽しみの「カニスキ」で舌鼓を打つ。しめの雑炊に箸がつかないほど満喫する。食後は部屋に戻り雪山装備の勉強会(ピッケル、アイゼン、雪崩ビーコン・・・・)。23時に就寝。おやすみ~
第二日目(27日)
6時に起床、部屋の片づけをし、食事を済ませ、9時に出発。昨夜のうちに、新たに20cmの新雪が積もって、スノーシューを着けてもラッセルは必至だった.先頭を交代しながら進む。はじめは女性陣にラッセルさせないつもりでいましたが、男性陣にそんな余裕がなくなり、女性にもラッセルをお願いすることにしました。
 ラッセルを代わってもらって進んでみると、女性の皆さんのなんとタフなこと、平気で10分間のラッセルをこなしてくれました。女性パワー炸裂です。正直、先の見えないラッセルに嫌気がさしてきていたところだけに、胸をなでおろした次第です。石楠花園入口~キャンプ場~OL分岐~ゲートのある登山口の約2kmに90分もかかってしまいました。無雪期ならば1時間もかからない距離です。新雪のラッセルに予想以上の時間を費やしてしまいました。
 ゲート手前の峠からは鉢伏山の雪景色を眺めることができました。もう少し右には、目的地の高丸山が見えています。スノーシューをつけてのラッセルは大変です。まして斜面でのラッセルは体力勝負です。登山口ゲートからの林道はなおさら雪が深くなりラッセルも困難を極めました。
 11時半に、一本松展望所手前の尾根に登る取付きまで行くのがやっとでした。体力、気力も限界に・・・
 少し早いが昼食をとることにしました。相談の結果、今回はここまでにして、昼食後引き返すことにしました。12時10分。
 帰り道は、自分たちがつけたトレールを引き返すので、快調に歩を進め、30分でゲートのある登山口に、さらに1時間でキャンプ場近くまで帰ってきました。ラッセルがないと楽ですね~。帰る時間までにはまだ余裕があるので、前日雪遊びをしたグラウンドの法面で再度雪遊びをすることにしました。
 雪の楽しさを噛みしめながら十分雪を楽しんだ二日間でした。
  
 


★ 2019年1月19日(土) 例会山行 多紀アルプス八ケ尾山677.6m(篠山市) ★ 
山行コース
    MAP
四季の森公園Ⓟ8:00=毘沙門山麓小原墓所Ⓟ9:05-9:15いや谷入り口ー10:30頂上北の
尾根鞍部10:35-10:47八ケ尾山頂上(昼食)11:50-12:22中間鞍部12:30-12:50
サルガイチ山北鞍部12:55-13:05サルガイチ山頂上13:10-13:15鞍部ー13:30三差路
ー13:50大滝ー14:20筱見四十八滝キャンプ場
参加人数 11名
 四季の森公園Ⓟを出発した時はまだ篠山盆地はすっぽり霧の中でしたが、登山口の毘沙門山麓の小原の墓地駐車場を出発する頃には霧も消え始め、イヤ谷入口付近から毘沙門山を振り返ると、山の中腹に白雲がたなびき、青い空と相まって、今日一日の晴天を約束してくれるようでした。
 イヤ谷に入ってすぐの砂防堰堤を越えると、明るい落葉広葉樹林の下の明るい沢沿いの道になって、歩きやすいところを拾うように進みます。を辞して西に尾根をたどります。正面に三嶽の美しい姿を見ながらの楽しい岩場の尾根をすすみます。中間鞍部から登り返して、筱見四十八滝源流のピークに着き、南に下ってサラガイチ山の北の鞍部に到着。途中、立派なクリタケ株を見つけたり、楽しい尾根歩きでした。この鞍部にザックを置いてサルガイチ山を往復します。
 10分足らずでサルガイチ山の頂上。今日たどってきた尾根の向こうに堂々とした八ケ尾山が見えます。東方向には 峠山から小金ケ岳が。サルガイチ山頂はちょっと狭いけれど、展望も利いて雰囲気のある頂です。
 鞍部に戻って筱見四十八滝に向かって明るい落葉広葉樹の林の中の道を下ります。冬の明るい落葉広葉樹の下の道は本当に美しく、心ときめきます。
 三差路を通過すると、今度は一転して急な岩場の下りとなります。このルートの楽しさはこの穏やかな源流部から急な岩場へと変わる、その変化の妙にあります。
 滝道は心配していた凍結もなく、予定通り14時20分、筱見四十八滝キャンプ場に下ることができました。青い空と雲海。新たな八ケ尾山の魅力も発見でき、充実の山行となりました。参加者の皆さんも全員楽しんでいただけたと思います。お疲れ様でした。


★ 2019年1月13日(日) 例会山行 かやまち山748.3m(丹波市)  ★ 
山行コース
    MAP
四季の森~年輪の里~丹波青年自然の家~岩屋山林道~かやまち線林道分岐~かやまち山
頂上~尾根歩き~ピーク701m~丹波少年自然の家~帰路
参加人数 9名
9時40分、かやまち林道分岐を出発する。しばらく歩くと雪が残っている。私としてはこの冬初めての雪山登山。気を引き締めて歩くことを自分に言い聞かせる。
 杉林の急登を登らず、時間がかかろうとも安全な道を探して遠巻きに登る。上がるに従い雪道になるが、軽い雪で歩きやすい。向きを変えひと登りすると山頂らしい広場に出る。三角点探すも見当たらない。すると数メートル先にも似た広場。三角点がある。
 山頂だ。時間は11時02分。写真に収まり、次のピークに向かう。途中の鞍部にて昼食タイムを40分程とる。
 お天気がいいがじっとしていると体が冷える。この先からは両脇にシャクナゲの木が茂る尾根道。結構な岩場もあり、雪も15センチはあるだろうか、所によっては20センチはあったかもしれない。景色も素晴らしく、遠くの山々も美しい。近くには粟鹿山が浮いて見え、ハンググライダーの岩屋山の赤い鉄塔も見えている。やっぱり山歩きはいいなあと改めて思った。長い稜線にシャクナゲの木が続く。シャクナゲロードと名付けたい。雪もいつの間にかなくなり、下山に入った。
 ところが、途中から藪漕ぎになり、足元、手元と注意しながら声掛けもしながら下る。林道に出た。この先はどこだろう?と思いながらしばらく歩くと少年自然の家のキャンプ場、それも芦田さんの車の前に出てきました。なんということでしょう!!
 隣には休憩所。林道に置いた車を取りに行き、その後、茶話会で労をねぎらい帰路につきました。 
 

★ 2019年1月10日(木) 登山道調査山行 八王子山495.6m・虚空蔵山692m  ★ 
山行コース
    MAP
JR草野駅(9:00)~油井バス停(登山口)~大谷山~八王子山~虚空蔵山頂上~陶の郷分岐~
虚空蔵寺~裏参道分岐~船石~表参道登山口~JR藍本駅(13:00)
参加人数 7名
 私にとって今回の虚空蔵山登山道調査山行が2019年の初山行になりました。
 白内障の手術で約2ケ月間山歩きを自粛していました。メガネが仮眼鏡で、その上昨夜の雪が少し残っているので、歩行に不安がありました。でも、トラブルもなく、登山道調査、山行とも完遂できました。
 9時にJR草野駅に集合して、新年のあいさつもそこそこに、油井のバス停に向けて出発します。
 油井のバス停が登山口になっていますが、分かり難く、標識もない。バス停から田んぼのあぜ道を50m程行くと林に入る。林の中を少し行くと分岐があるがわかり難い。この分岐を右折して尾根に取りつく。まもなく鎖場に出る。巻き道もあるが、全員鎖場を登る(さすが山の会の会員です)。少し雪が残る山道を雪山ハイキング気分を味わいながら山上山・大谷山を経由して八王子山に。八王子山には三つのピークがあり、どれが八王子山の本峰であるか定かでない。八王子山を下り、草野への分岐で懐かしい標識を発見した(日本ピラー 小林優作氏作)。分岐からは虚空蔵山への最後の登りになる。虚空蔵山山頂には平日のこともあり誰もいなかった。風を避けて昼食をとることにしたが、雪が残っていて寒かった。
 山頂からの眺望をカメラに収め、記念写真を撮り、早々に下山することにしました。
 少し下ると、丹波岩展望所に出る。ここからは私の住む団地が一望できる。天気が良ければ明石海峡がキラキラ光ってみえるのだが、今日は薄雲がかかりみえませんでしたが、雄岡、雌岡が雲間にわずかに見えていました。急な坂を下り、陶の郷への分岐を左折して虚空蔵寺に下る。虚空蔵寺にはあああ虚空蔵菩薩が安置されていて、この山の山名の由来ともなっている。今回は、表参道の調査を行うことにしました。昔の面影が残る「舟石」「石畳」「石の標識」などが今も残されている。舞鶴道の側道にある登山口に出ました。そこからは冬枯れの田んぼの中にある舗装道路でJR藍本駅に到着(13:30)。


登山道調査結果
 登山道の崩壊、崩落はありませんでした。倒木もありませんでした。標識は少ないですね。眺望は、ココ像山山頂と丹波岩展望所から三田市方面が一望できます。  
 



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